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伊藤 玲阿奈(いとう れおな、Reona Ito、1979年 - )は、アメリカ合衆国のニューヨークなどで活動する指揮者。クラシック音楽にとどまらない国際的な貢献活動で知られる。 ==経歴== 祖父と母が指揮者としてオーケストラ(福岡県田川市の筑豊青少年交響楽団)を運営する家に生まれる。4歳からピアノとバイオリンを始め、8歳でオーケストラ曲を作曲したが、音楽家になる意志はなく特別な音楽教育は受けなかった〔「人・出会い オーケストラ・オペラ指揮者 伊藤玲阿奈さん」『よみタイム』2008年4月4日の特集記事〕。 高校卒業後、政治学を志し渡米。ジョージ・ワシントン大学国際関係学部を卒業後、ジュリアード音楽院やマネス音楽院の夜間過程などで指揮を学び、アロン・コープランド音楽院にてオーケストラ指揮の修士号を取得〔所属事務所による公式プロフィール〕。 2008年3月、ニューヨークのゴールドシュタイン劇場で企画されたモーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」では、急遽代役として抜擢され、リハーサルをする間もなく指揮をする。同年6月にはショスタコービッチやレスピーギなどのプログラムでカーネギーホールで演奏するチャンスを与えられた〔上記『音楽の友』の記事より〕。 2011年3月、東日本大震災の災禍をニューヨークで知ることになり、自身の無力さに落ち込んでいた時に、クロアチアで反政府デモ隊が日本大使館前に立ち止まり祈りを捧げてくれたニュースを偶然見て感動し、実際に自費で現地へ赴きザグレブ・フィルハーモニーなど複数の楽団のプロ奏者たちを誘いザグレブ・シンフォニエッタを結成。同年8月に、クロアチア人への感謝を伝える為のチャリティーコンサートを開催した。これをきっかけとして、2012年にはクロアチアで三つの音楽祭に出演。世界遺産であるエウフラシウス聖堂でも指揮をした。 2013年に日本とクロアチアが国交樹立から20周年を迎えることを機に、その記念と東日本大震災の犠牲者の追悼を兼ねたコンサートを企画し、日本人とクロアチア人の合唱団、及びザグレブ・シンフォニエッタと陸軍音楽隊の合同でモーツァルトの「レクイエム」などを演奏した。税金や補助金に頼らない姿勢も評価され、当時のクロアチア大統領から大統領府に招かれ、表敬訪問が実現した〔「クロアチアの空に響いた"モツレク"」 『U.S.Front Line』2013年4月20日号〕。 2015年4月に東京芸術劇場で行われた、「第二回国際平和コンサート IN JAPAN」が日本におけるデビューとなった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「伊藤玲阿奈」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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