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伊藤 祐靖(いとう すけやす、1964年(昭和39年) - )は、日本の元海上自衛官。自衛隊初の特殊部隊、特別警備隊の先任小隊長を務めた後、2等海佐で退官。予備役ブルーリボンの会幹事長。 == 経歴 == 日本体育大学体育学部に陸上競技の短距離選手日体奨学生(特待生)として入学〔。卒業後、「一番階級の低いところからやる」との考えのもと、1987年(昭和62年)に海上自衛隊に2等海士で入隊〔「幹部って何ですか」 予備役ブルーリボンの会〕。 しかし、任期制自衛官である士階級の同期の国防への志の低さに落胆して幹部自衛官になることを決心し〔「こいつらとなんか、生きていけるわけがない」 予備役ブルーリボンの会〕〔「受験勉強」 予備役ブルーリボンの会〕、その年の内に、2士から幹部候補生試験を受験して合格、海上自衛隊幹部候補生学校に入校する〔「分隊長がお呼びだ」 予備役ブルーリボンの会〕。同校卒業後は幹部自衛官として艦艇勤務に従事する。 1999年(平成11年)に発生した能登半島沖不審船事件の際には、イージス艦みょうこうの航海長として、不審船を追跡した。この時、不審船が停船した場合の臨検を想定し、みょうこうの砲雷科員に小銃と拳銃を持たせて臨時の臨検部隊を編成した経験を上層部に買われ、異動により不審船への臨検を行う特別警備隊の発足準備に携わることとなった。また訓練を経て、即応部隊を率いる先任小隊長としての任務に就いた。訓練ではNavy SEALsをはじめとした海外の特殊部隊とも交流しながら技術の向上を図った〔伊藤祐靖 「再稼働原発がテロに制圧される日」『文芸春秋』2012年7月号、文芸春秋、2012年〕。 2007年(平成19年)、他部隊への異動の内示を拒否して2等海佐で退官。 退官後は拠点を海外に移し、各国の警察や軍隊への訓練指導などに携わっている。また、麻生幾の小説「奪還」の主人公の河合斌のモデルとなっている〔伊藤祐靖 「緊迫怒涛のイージス艦出撃」「正論」2012年4月号、産業経済新聞社、2012年〕。2014年から茨城県の某高等学校で講師を務めている。 === 尖閣諸島上陸 === 2012年(平成24年)8月19日、尖閣諸島沖での頑張れ日本!全国行動委員会及び日本の領土を守るため行動する議員連盟の国会議員8名らによる尖閣諸島戦時遭難事件犠牲者の洋上慰霊祭に同行。慰霊祭が行われる魚釣島付近まで行く途中の夜明け前の午前4時に漁船から飛び降り、約400mを単独で泳いで魚釣島に上陸し、登山道がない最高峰の奈良原岳(標高362m)に登頂し、頂上付近の断崖絶壁に日章旗を取り付けた〔【守るぞ尖閣】魚釣島上陸レポート 日本文化チャンネル桜〕〔私が尖閣に上陸し“日の丸”掲げた真意…元海自特殊部隊幹部が激白 夕刊フジ2012年8月28日〕。その後、午前8時頃には水島総、浅野久美、小坂英二などの地方議員らも魚釣島に上陸し、合流した。この上陸について沖縄県警八重山警察署において事情聴取を受けるが、事情聴取後犯罪の嫌疑なしとして立件自体が見送られた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「伊藤祐靖」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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