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伊藤 芳明（いとう よしあき、1933年12月30日 - ）は、読売ジャイアンツ・東映フライヤーズに所属した静岡県北浜村（現：浜松市浜北区）〔プロ野球人名事典 2003（2003年、日外アソシエーツ）、56ページ〕出身の元プロ野球選手（投手）。 == 来歴 == 中学時代に野球を始めて投手となり、興誠商業高校でも2年生からエースとして活躍する〔。に中央大学に入学すると、1年生の春季から東都大学リーグで登板。春季のリーグ優勝に貢献、同年の全日本大学野球選手権大会では決勝で立大に敗れ準優勝。秋季リーグの対東京農業大学戦でリーグ史上4人目のノーヒットノーランを達成〔。東都大学リーグ通算57試合登板し21勝13敗。大学同期に鈴木隆、穴吹義雄がいる。卒業後入社した日本生命では、から2年連続で都市対抗野球大会に出場した〔。 読売ジャイアンツに入団すると同じ新人の王貞治と同部屋になる〔『巨人軍の男たち』217ページ〕。オープン戦から好調で〔『ジャイアンツ栄光の70年』54頁〕、前年度29勝を挙げて最優秀選手となった藤田元司を差し置いて、新人ながら開幕投手を務めるなど、36試合に投げ7勝9敗防御率2.98を記録する〔。翌年からは、10勝、13勝と、堀本律雄・中村稔に次ぐチーム2位の勝ち星を挙げた。特に、1961年は勝率.684で最高勝率のタイトルを獲得するとともに、防御率2.11もリーグ3位と好成績をあげ、川上哲治監督の初優勝に貢献している。は不本意な救援投手への転向によりわずか4勝に終わる〔。しかし、には再び先発投手に復帰して10完封を含む19勝8敗防御率1.90（リーグ2位）とチームの勝ち頭となり、2年ぶりのリーグ優勝に貢献、沢村賞のタイトルにも輝いた〔。 は左足の肉離れから投球フォームを崩して11勝と勝ち星を減らし〔、翌は肩の故障により2勝に終わると〔『日本プロ野球 歴代名選手名鑑』109ページ〕、同年オフに池沢義行・久保田治・島田雄二との1対3のトレードで東映フライヤーズに移籍する。 東映ではしばしば先発投手も務めたが、4シーズンでわずか5勝と不本意な成績に終わり、を最後に引退した。新人の年を含め開幕投手を3回、オールスターゲームにも3度出場している〔。 引退後は巨人のスカウトに転身〔内外タイムス1970年4月1日（31日発行）10面「ただいま"スカウト"一年生 四年ぶりに古巣の巨人に帰った伊藤芳明氏」〕、2000年まで務めた〔。またこの間、1980年には巨人の投手コーチも務めている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「伊藤芳明」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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