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『伝習録』(旧字:傳習録、でんしゅうろく)は、中国の明の時代に、王陽明が起こした儒学の教え・陽明学の入門書。王陽明自身には、自ら著した書物がほとんどなく、本書は、弟子たちが王陽明の手紙や言行などをまとめた3巻で構成される。 日本には、1614年に紹介され、大塩平八郎、西郷隆盛が傾倒し、日本思想史においても多大な影響を与えた。注釈・訳注書が多数ある。 江戸時代を通じ、各地の儒学塾で講義された。豊後日田広瀬淡窓の咸宜園では、朱子学の『近思録』とともに、学業最後のテキストに用いられた。 == 日本語文献 == *守屋洋訳 『新釈 伝習録』 PHP研究所 2013年 *近藤康信訳/鍋島亜朱華編 『伝習録』<新書漢文大系22>明治書院 2003年。抜粋訳 *近藤康信訳著 『傳習録』<新釈漢文大系13> 明治書院 1987年ほか *山田準/鈴木直治編訳 『傳習録』 岩波文庫 初版1936年、復刊1996年ほか。読み下しのみ *山田準著 『伝習録講話』 明徳出版社 2001年 *溝口雄三訳『伝習録』<中公クラシックス>中央公論新社、2005年。現代語訳のみ *吉田公平編訳 『伝習録 「陽明学」の真髄』<中国の古典> 講談社 1988年 *改訂版 『王陽明「伝習録」を読む』講談社学術文庫、2013年 *吉田公平 『伝習録 「陽明学」の真髄』<タチバナ教養文庫> たちばな出版、1995年 *吉田公平編訳・解説 『伝習録』 <鑑賞中国の古典10> 角川書店、1988年 *安岡正篤訳著 『傳習録』 <中国古典新書> 明徳出版社 1978年。重版多数 *『語録 王陽明全集第一巻』 明徳出版社 詳細な訳注。 *『王陽明全集抄評釈』<岡田武彦全集 6.7巻> 明徳出版社 詳細な研究 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「伝習録」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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