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伴大納言絵詞(ばんだいなごんえことば、とものだいなごんえことば)とは、応天門の変を題材にした平安時代末期の絵巻物。『伴大納言絵巻』ともいう。日本の国宝。『源氏物語絵巻』、『信貴山縁起絵巻』、『鳥獣人物戯画』と並んで四大絵巻物と称される。作者は常盤光長(ときわみつなが)とされている。 == 概要 == 応天門の変のおよそ300年後、後白河法皇が『年中行事絵巻』とともに常磐光長に描かせたと推定される。作成年については、1177年説〔小松茂美編『日本の絵巻2』中央公論社、1987年。〕があるも定説にならず、不明である。冒頭の詞書は失われているが、内容は『宇治拾遺物語』巻第十の「伴大納言、応天門を焼く事」で補うことができる。 応天門の変における、大納言伴善男の陰謀を描いた作品で、 #放火され、炎上する応天門 #無実の罪で捕らえられる左大臣源信と、嘆き悲しむ女房ら #舎人の子供の喧嘩から、真犯人が発覚 #伴善男を捕らえる検非違使の一行 という構成になっている。 平安時代の人々を描いたものとして優れており、特に検非違使の活動を伝えるものであり、史料としての価値も高い(但し、人物は院政期のものとされる)。平安時代末期の後白河院政期に成立した絵巻物であり、一時期、最上義光も所有したと言われ、その後武久昌勝が最上家より賜ったとの話が伝わる。その後吉備大臣入唐絵巻(現在ボストン美術館に所蔵)などとともに若狭・酒井家に伝来した(なお、酒井家にこの絵巻を受け渡したのも酒井家に仕官した武久昌勝)。信貴山縁起絵巻とならび称される日本の絵巻物の最高峰の一つ。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「伴大納言絵詞」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Ban Dainagon Ekotoba 」があります。 スポンサード リンク
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