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似島検疫所(にのしまけんえきしょ)は、旧帝国陸軍によって広島県安芸郡仁保島村(現広島市南区似島町)の似島におかれた検疫所。戦争に際しては、施設内に捕虜収容所も設けられた。 == 概要 == 似島は瀬戸内海の広島湾に浮かぶ有人島で、明治時代時点では宇品(本土)から南へ約4.4キロメートルに位置していた。 1895年、日清戦争の帰還兵のために、旧帝国陸軍が整備した検疫所で、一時は旧帝国海軍単独→陸軍・海軍が分割管理→陸軍単独と所管を替えながら太平洋戦争末期まで活動し、戦後は厚生省(現厚生労働省)の検疫所として活動したが、1958年閉鎖した。また、日露戦争および第一次世界大戦時には検疫所内に俘虜(捕虜)収容所が設けられ、当時としては貴重な文化交流が行われた記録が残っている。 島の東側の海沿いの平地全てに関連施設があり、うち似島町字長谷つまり島の中心から見て北東部の突端付近の平地に創設当初からあった通称「第1検疫所」が、似島町字東大谷つまり島の中心から見て南東の湾内に通称「第2検疫所」と軍馬用の「馬匹検疫所」が設置された。 島には現在も、かつての検疫所の遺構がいくつか残っている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「似島検疫所」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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