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似田貝香門 : ミニ英和和英辞書
似田貝香門[にたがい かもん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [に]
 (suf) takes after (his mother)
: [た]
 【名詞】 1. rice field 
: [かい]
 【名詞】 1. shell 2. shellfish 
: [もん]
  1. (n,n-suf) (1) gate 2. (2) counter for cannons 

似田貝香門 : ウィキペディア日本語版
似田貝香門[にたがい かもん]
似田貝 香門(にたがい かもん、1943年5月28日 - )は、日本の社会学者東京大学名誉教授地域社会学を専門とし、1970年代の住民運動論、阪神・淡路大震災後のボランティアをめぐる研究で知られる。
==人物・研究歴 ==

=== 主体を介しての構造分析 ===
似田貝は、1984年の『社会と疎外』などにおける初期マルクス研究でも注目されたが、その社会学の中心には常に構造と主体(構造化と主体化)の問題が位置づけられてきた。すなわち、似田貝にとって、社会学とは、「構造」(複数の要因が関連し合って持続している状態)を、そうした構造に還元され尽くされ得ない「主体」の視点から析出、発見する学問なのである〔似田貝(2006: 16)。〕。
似田貝はこの視座に基づき、以下のように住民運動や准看護婦(当時)に関する調査に従事し、それらの対象に見られる社会問題の産出を構造化している場の析出、発見を行なった。
* 住民運動調査(1973~1975年)
* 福山調査(1976~1979年)
* 神戸調査(1986~1989年)
* 福山第二次調査(1989~1990年)
* 東京調査(1993~1995年)
* 阪神淡路大震災神戸調査(1995~)
似田貝によれば、社会問題という「できごと」(issue)の産出場は同時に当の問題を被る諸主体の〈通過点〉でもあり、社会問題の社会学的な解決とは、この〈通過点〉を構造として発見し、そこに立ち会う人間の新たな行為(異議申し立てや希望)の現出に焦点化し、解消することである〔似田貝(1997)。〕。
以上の点から、似田貝は、主体から構造へのプロセス的把握を目指す自身の方法論を、それまでの地域社会学における客観的な構造分析とは異なる「主体を介しての構造分析」と名付けている〔詳しくは、似田貝(2007)を参照。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「似田貝香門」の詳細全文を読む




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