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佐々木 正(ささき ただし、1915年(大正4年)5月12日 - )は、日本の電子工学の技術者。シャープ元副社長。工学博士。「ロケット・ササキ」の異名を持つ。 == 人物 == 島根県浜田市生まれ。小学校時代に台湾の小学校へ転校、台北の高等学校 (旧制)を経て1938年に京都帝国大学卒業。台北の高等学校で卒業研究としてマンゴーの品種改良に取り組む。アップルマンゴーは「この研究がきっかけでできた」と佐々木は説明している〔日経エレクトロニクス - 2012年10月29日号〕。 大卒後、当時の川西機械製作所(現富士通)へ入社。昭和30年代に早川電機工業(現:シャープ)の要請を受け転進。シャープ株式会社産業機器事業部長、専務、副社長を経て現在同社顧問。 ポケットに入る超小型電卓の開発により液晶業界では世界的に最も著名な研究者。また、電気・電子・情報通信分野の世界最大の学会であるIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers,Inc.)より、日本人で5人目の「IEEE 2003 Honorary Membership」(IEEE名誉会員)を授与される。 1979年シャープに自動翻訳機を売り込んできた孫正義に資金1億円を与えた。孫は、米国でソフトウェア開発会社の「Unison World」を設立。のちにソフトバンクとなる。 1980年代中盤、事業に立ち悩んでいたスティーブ・ジョブスに相談を持ちかけられ、ネットワーク基盤の携帯型IT機器の時代が来るとの進言をし、後のiPhoneの開発につながったという。 1985年、御巣鷹の尾根に墜落したJAL123便に搭乗予定だったが、キャンセルしたため、搭乗しなかった。 ソフトバンク(株)相談役、(株)国際基盤材研究所代表取締役、郵政省電波技術審議会委員、新エネルギー財団・太陽光エネルギー委員会委員長、(財)国際メディア研究財団理事長、(財)未踏科学技術協会理事、島根/テキサス産業技術共創委員会島根側共創委員会委員長ほか数多くの要職に就く。 現在は氏の私塾の「正道塾」を通じ、後進の育成にあたっている。 シャープ在籍時にサムスン電子へ技術を提供するきっかけを作り〔東洋経済オンライン - 2012年08月01日付〕、その結果シャープの液晶技術がサムスン電子に技術流出したため後にシャープの液晶事業は大幅な赤字となり、経営悪化の大きな要因となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「佐々木正」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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