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佐久島(さくしま〔一般的には「さくしま」と読むが、国土地理院発行の1:25,000地形図「佐久島」(昭和44年改測・平成17年更新・平成17年発行)には「さくじま」という読み仮名がふられている。〕)は、三河湾に浮かぶ離島。行政上は愛知県西尾市に属し、全域が三河湾国定公園に含まれる〔ゼンリン (1997)、132頁〕。2013年(平成25年)4月1日時点の人口は262人である。古くは作島、析島とも〔平凡社 (1988)、648-649頁「佐久島村」〕、佐古島、左近之島とも記した〔角川日本地名大辞典編纂委員会 (1989)、600頁〕。日間賀島・篠島と合わせて「三河湾三島」または「愛知三島」〔あいちの離島振興 | 愛知県 〕などと呼ばれる。 == 地理 == 西尾市一色地区から南に約8kmの距離にあり、三河湾のほぼ中央に位置する。面積は1.81km²であり、三河湾の離島中最大である〔日本離島センター (1998)、198-200頁〕。西三河南西部(西尾市一色地区)・知多半島(知多郡南知多町)・渥美半島(田原市)との距離がそれぞれ10km以内であり、地理的な距離の近さに加えて本土との生活交流が活発であるため、国土交通省による離島分類では内海本土近接型離島にあたる〔原 (2004)、55頁〕〔国土交通省が策定した離島振興計画では、離島を本土近接型と隔絶型に分け、さらに本土近接型を内海型と外海型に分けている。本土との距離が近く、航路の安定性が高く、通勤通学が可能な離島が内海本土近接型離島とされる。〕。島の北部には標高30m台の緩やかな丘陵が連なり、ヤブツバキやサザンカなどが植えられている。海岸線延長は11.5km〔菅田 (2000)、55頁〕、最高標高は38mであり〔、島内に河川はない〔愛知県史編さん専門委員会民俗部会 (1999)、195頁〕。 耕地と集落は南部の海岸沿いに密集しており、島の東と西に集落がある。かつては東集落を里、西集落を一色と呼んだが、一色町への編入後に現在の「東」「西」という呼称になった〔〔日本民俗学会 (1975)、273頁〕。東集落には筒井姓が、西集落には高橋・藤井姓が多く〔〔佐久島体験マップ 三河・佐久島アートプラン21〕、戦前までは集落間の通婚は皆無に等しかったとされる〔。東西の集落とも細い路地が多く、2001年(平成13年)時点で西集落の道路の7割が幅員4m以下、うち3割が幅員2m以下だった〔瀬口ほか (2001)、923頁〕。冬期に北西から吹く強風を防ぐために集落内は三差路が多く、見通しのよい十字路は少ない〔〔「にほんの里100選~東海3県から5カ所」朝日新聞、2009年4月27日朝刊、名特集H、16頁〕。町並みは東西ふたつの港を中心に扇状に広がり、大正時代から昭和時代にかけて建てられた民家が多い〔。西港周辺には潮風から家を守るためにコールタールを外壁に塗った民家が多く、名古屋市立大学芸術工学部教授の瀬口哲夫はその町並みをギリシャ・ミコノス島の白壁の家々、イタリア・シエナの赤レンガの家々と対比させて「三河湾の黒真珠」と称した〔〔ルポ にほんの里100選31 にほんの里100選、2013年7月8日〕〔原 (2004)、52頁〕。 西尾市役所支所、郵便局(無集配・特定局)、JA西三河支店、西尾市佐久島診療所、西尾警察署佐久島駐在所などの施設がある。知多郡南知多町より水道供給されており、愛知用水からの海底送水管が知多半島の師崎から日間賀島経由で届いている。水道の使用開始・中止の届け出、料金支払いは南知多町水道課に行う。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「佐久島」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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