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佐伯 順子(さえき じゅんこ、1961年2月14日 - )は、日本の比較文化学者。同志社大学教授。博士(学術)(東京大学、1992年)(学位論文「近代化の中の男と女 -『色』と『愛』の比較文化史」)。 祖母は能楽師の兼田節子〔NHK「こころの時代」Eテレ、2013年4月13日〕、母はオブジェ作家の佐伯統子〔島崎今日子『女学者丁々発止!』学陽書房、1990.〕。 ==人物== 東京都生まれ、関西育ちで、箕面市立南小学校、神戸女学院中等部、東京学芸大学附属高等学校卒。学習院大学で堀越孝一にホイジンガを学び、東大大学院では演劇研究を志して高橋康也に師事するが、修士論文『遊女の文化史』を刊行、以後は芳賀徹を師と仰ぐ。 能、歌舞伎のような芸能を中心として日本文学全般に詳しく、泉鏡花や樋口一葉に関する著書を出している。なお、学生時代にはカブキロックスの前身バンド「KABUKI ROCK 一番屋」に所属して能管を担当していた〔『美少年尽くし』略歴。〕。また自衛隊に体験入隊した経験もある〔「自衛隊の夏」『新潮』1994年6月〕。 しかしその「聖なる遊女」論は、ユング心理学の一派である娼婦原型を用いたものとして、小谷野敦から繰り返し批判されている(『江戸幻想批判』『日本売春史』)。またその恋愛近代化論も、徳川時代後期の遊びの世界のものに過ぎない「色」を前近代日本全体に当てはめるものとして、他の論者とともに小谷野らの批判を受けている。 なお小谷野によると、丸谷才一の長篇小説『輝く日の宮』(講談社、2003年)のヒロインのモデルが佐伯であるという〔小谷野敦『俺も女を泣かせてみたい』p.65(筑摩書房、2004年)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「佐伯順子」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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