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トキ(朱鷺、鴇、''Nipponia nippon'')は、ペリカン目〔『日本鳥類目録 改訂第7版』、88頁。〕トキ科の鳥である。古典的な分類ではコウノトリ目トキ科に分類される。19世紀までは東アジアに広く分布し珍しくない鳥であったが、20世紀前半には激減した。2010年12月上旬の時点で中国・日本・韓国を合わせた個体数は1,814羽〔世界中のトキ、1814羽に - 中国国際放送局、2010年12月26日〕。学名は ''Nipponia nippon''(ニッポニア・ニッポン)で、しばしば「日本を象徴する鳥」などと呼ばれるが、日本の国鳥はキジである。新潟県の「県の鳥」、佐渡市と輪島市の「市の鳥」である。 == 形態 == 体長は約76センチメートル、翼開長は約130センチメートル。朱色の皮膚が露出している顔、トキ亜科特有の下方に湾曲したくちばし(黒色。ただし先端は赤い)、後頭部にあるやや長めの冠羽が特徴である。全身は白っぽいが、春から夏にかけての繁殖期には首すじから黒い分泌物が出て、これを体に塗り付けるため頭から背のあたりが灰黒色になる。水浴びなどの後にその擦り付けを行うため、水浴び直後は特に濃く、ほとんど黒に近い。翼の下面は朱色がかった濃いピンク色をしており、日本ではこれを「とき色」(朱鷺色)という。脚も頭と同様に朱色で、虹彩は橙色。幼鳥は全身灰色で、頭部が黄色である。 サギ類が飛翔時に首を折り曲げるのに対し、トキは首を伸ばしたまま飛ぶ。また、クロトキなどとは異なり、飛翔時に脚の先が尾羽から出ない。 雌雄ともにほぼ同形であるが、以下のような特徴から判別できるとされる。ただしこれは飼育係が経験的に用いているものであって、学術的に研究されたものではない。また、野生個体や交尾行動にない個体についても適用できるか不明である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トキ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Crested ibis 」があります。 スポンサード リンク
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