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佐渡情話(さどじょうわ)は、新潟県の佐渡島に伝わる島の娘と他国の男との悲恋の民話。 昭和時代に新潟県出身の浪曲師の寿々木米若がこの民話と民謡の佐渡おけさを元に浪曲台本「佐渡情話」を執筆して、自分で口演して吹き込んだ発売されたレコードがヒットして米若の出世作になった。 ==よく知られている物語の内容 == むかしむかし佐渡国に漁師の娘でお弁という娘がいた。お弁は佐渡からちょうど向かいの越後国柏崎から来た、船大工の藤吉と恋に落ちた。藤吉が仕事で佐渡に来るたびにお弁と藤吉は会っていた。しかし、佐渡での仕事が終わり藤吉は佐渡へ来なくなってしまった。お弁は考えた末、夜に漁で使うタライ舟に乗って柏崎まで通う事にした。藤吉も最初は喜んだが、毎晩タライ舟に乗って自分の所へ来るお弁をだんだん恐ろしく感じてきた。おまけに藤吉は妻子がいてお弁とは不倫だった。これ以上は来て欲しくないと思った藤吉は、ある日お弁がタライ舟に乗って柏崎に向かう時間を狙って、お弁が目印にしている柏崎の岬にある常夜灯(灯台)を消してしまった。目印を失ったお弁はそれから海を漂いとうとう波にのまれた。それから朝になってお弁の亡骸が柏崎の浜に打ち上げられた。お弁を死なせてしまった藤吉は深く後悔して、藤吉も後を追って海に身を投げて命を絶った。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「佐渡情話」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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