|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 佐 : [さ] 【名詞】 1. help ・ 目 : [め, もく] 【名詞】 1. (1) item 2. division 3. class 4. (2) piece (in Go) ・ 毛 : [もう, け] 【名詞】 1. hair 2. fur
佐目毛(さめげ、〔二重希釈といった意味であり、一般的な用語ではない〕、〔広義では月毛や佐目毛を含む〕)とは、変異型MATP遺伝子(クリーム様希釈遺伝子)をホモで持つ馬が発現する毛色である。英語では原毛色によりCremello, Perlino, Smoky Creamに分けられるが、日本語ではこれらを区別することは稀(それぞれ栗佐目毛 鹿佐目毛、青佐目毛)で、全て佐目毛として扱う場合が多い。 なお、MATPの変異は、ヒトにおける眼皮膚白皮症IV型(アルビノOCA4〔両者ともMATPに変異を持つが、ヒトOCA4と、佐目毛の変異箇所は異なる〕)の原因になるが、同時に肌の白さにも関連がある。佐目毛は極端にメラニンが不足しているわけではなく、多様性の範囲内と捉えられ、一般的にアルビノとは考えられていない〔パソ・フィノなどごく一部の品種は佐目毛をアルビノと扱っているが、例外的〕。アルビノに合併する視力障害も伴わない。 == 特徴 == 原毛色により異なるが、基本的にピンク色の肌と青または灰色の目、白から象牙色の被毛及び長毛が特徴である。Cremello(原毛色が栗毛)の個体は非常に白く見え、やや長毛がクリーム色を帯びている他は白毛との区別がつかない場合がある。Perlino(原毛色が鹿毛)の場合はやや赤みを帯び、Smoky Cream(原毛色が青毛)の場合はより象牙色に近づく。 白毛との区別は難しい場合もある。一般的には、クリーム色の毛を持つのが佐目毛、目が茶~黒なのが白毛だが、白い毛の佐目毛と目が青目の白毛もいる。ただ、佐目毛の方が目の色はより薄く、白毛は有色毛の刺毛を持つ場合が多い。 発生頻度は何れの品種でも極めて稀。クォーターホースに比較多く、日本でも北海道和種で現れる。その希少性から吉兆とされ、神社に奉納されることもあった。日本国内のサラブレッドの遺伝子プール内には、原因となるクリーム様希釈遺伝子が存在しないため現れないが、イギリスではサラブレッド黎明期の18世紀初頭に存在した。近年アメリカ合衆国では、月毛のサラブレッドを用いて佐目毛の生産も行われている〔サラブレッドにおいて、クリーム様希釈遺伝子を持つ家系は、1966年生まれのMilkie(月毛)、1982年生まれのGlitter Please(月毛)及び1984年生まれのLemon Bits(月毛)の子孫に限られる。いずれも先祖に非サラブレッドの血の混入があったか、突然変異の可能性が考えられている。なお、Glitter PleaとLemon Bitsは兄妹で、その母Lucky Two Bitsは鹿毛として登録されているが、実際は河原毛であったとされる。Milkieの母も明るい鹿毛(河原毛?)であったとする証言がある〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「佐目毛」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|