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佐野まり : ミニ英和和英辞書
佐野まり[さの まり]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [さ]
 【名詞】 1. help 
: [の]
 【名詞】 1. field 

佐野まり : ウィキペディア日本語版
佐野まり[さの まり]

佐野 まり(さの まり、Mari Sano 1968年6月17日- )は日本の踊るチャランゴ奏者、シンガーソングライター作曲家作詞家演奏家
愛知県瀬戸市出身。桐蔭学園高等学校東京女子体育短期大学保健体育学科卒業。アルゼンチン・ブエノスアイレス在住。父親(佐野貢・著書「スペインはいま」)の海外勤務のため、幼少よりメキシコ、アルゼンチン、スペイン等で生活。アルゼンチン滞在時にボリビア人音楽教師ノラ・ヒルに出会い、10歳よりチャランゴを始める。チャランゴ、リコーダー、オカリナ、パーカッションを演奏、レコーディング、共演多数(音楽賞多数、アルゼンチンを中心に南米の数多くのアーティストの公演、レコーディングに参加)。舞踊と音楽演奏を同時進行させた自身プロデュースの舞台「踊るチャランゴ」、国際交流共演「音楽の和」と映像作品でラテンアメリカを中心にグローバルに世界各地(アルゼンチンメキシコエクアドルコロンビアベネズエラコスタリカスペイン)で活動を展開している。
==略歴==

*1990年 サウンドデザインレコードのシンガーソングライターオーディションに通過、本格的に音楽活動を開始。多くのレコード会社との出会いを経るが、インディペンデントな活動の道を選び、音楽ライター松田博仁と共に自主レーベル「青空工房」を発足。シンガーソングライターとして日本全国のライブハウスで活動、北海道から沖縄に至るツアーの様子は、雑誌 Player、地方紙、ラジオ、テレビ局が「ラテンの風を運ぶ吟遊詩人」と紹介、154都市に至る公演が実施された。
*1996年 ファーストアルバム『1番後ろから』を発表。パーカッション海沼正利、ギター中村知裕、オカリナ白井進、サックス保坂尚が参加、ジャケットはイラストレーターはせがわゆうじの提供。「ピエロ」が音楽出版協会の主催するオリジナルソングコンテストにて作詞・作曲における特別賞を受賞。アルバムの紹介で日本全国ツアーを実施。(福岡、熊本、長崎、大分、静岡、名古屋、広島、仙台、福島、徳島、香川、新潟、長野、滋賀、大阪、京都、和歌山、秋田、山形、沖縄)
*1998年 幼少時滞在より15年後、再びアルゼンチンへ。恩師の故郷ボリビアに向い、巨匠ハイメ・トーレスの推薦でボリビアのアーティスト、ペペ・ムリージョの下で現地での演奏に至る。カラマルカなど現地の音楽家と交流。帰国後ボリビアに至るまでの冒険とチャランゴへの想いをベースにした楽曲を制作。現地での体験とチャランゴでの新曲を紹介するため再び日本で全国ツアーを実施(熊本、長崎、福岡、大分、長野、新潟、大阪、広島、岡山、徳島、愛媛、香川、山形、秋田、佐賀、沖縄、名古屋、東京)。 6月の九州ツアー直後に父・佐野貢が急死。その後は追悼の意を込めツアーを継続。
*1999年 再びアルゼンチンへ渡航。ブエノスアイレスに3ヶ月間滞在、現地のミュージシャンとレコーディングを実施。現カマルコのリーダー、パーカッション Fabian Tejada、Jazzフルート奏者 Marcelo Geremia,ベース Luis Castilloが参加、日本で渡辺亮 (パーカッショニスト)を迎え、同年アルバム「Parque Latino(パルケ・ラティーノ)」を発表。「風にのって」が音楽出版協会の主催するオリジナルソングコンテストにて作詞・作曲における特別賞を受賞。アルバムの紹介で再び日本全国ツアーを実施。(長野、新潟、大阪、広島、岡山、徳島、愛媛、高知、香川、青森、宮城、秋田、佐賀、熊本、長崎、福岡、大分、鹿児島、沖縄)渡辺亮 (パーカッショニスト)と共に名古屋、東京で発売記念公演他、文化放送にてアナウンサー野村邦丸のチャランゴ指導の完成編としてドラマー米元義彦Paddyと共に特別スタジオライブを実施。
*2000年 ブエノスアイレスに拠点を移し、幼少期にメキシコ(1972-1976)で過ごした際に見た舞踊(鹿の踊り)、アルゼンチン(1978-1983)での音楽体験(チャランゴの巨匠ハイメ・トーレスJaime Torres の手の動きからハチドリの羽ばたきを連想)から独自の舞台「Danza Charango 踊るチャランゴ」を制作。バレエ界の巨匠リリアーナ・ベルフィオーレLiliana Belfiore に振付を含めた舞踊の基礎を学び、各地のフォルクローレフェスティバルで紹介、ソリストとして数多くの音楽賞を受賞。2004年のバラデーロ音楽祭にて Chaqueno Palavesinoの直前に演奏、観衆の大きな反響にClarin紙が「フォルクローレ界のロリーアンダーソン」と紹介。他ブエノスアイレスのロックコンテストAguante BsAsでセミファイナリストに入選。反響から Hecho en BsAs 「アニメよりも珍しい」、ラナシオン新聞「東洋のチャランゴ」、雑誌 Ciudad Abierta「国境のない音楽家」などの特集記事が組まれ、ガリシア音楽ケルトグループ Axouxeres、ロックバンド Pasado Violento、La Zurda,サーカス、ダンスカンパニーなど幅広い共演の機会を重ねる。
*2004年 報道写真に携わり、コスキンフェスティバル(2004)、ワールドカップ(2006)、愛地球博(2005)等を取材した他、アルゼンチンと日本を結ぶラジオ番組の制作やアナウンスを担当。愛地球博ではアルゼンチン大使館後援による報道写真展、渡辺亮 (パーカッショニスト)と共にアルゼンチン館で「友達の日」特別公演を開催。 同年バグパイプ奏者 Diego Tuero、アンデス管楽器奏者 Henry Vilca Yupanquiとケルト・アンデス・東洋音楽の饗宴を主体としたトリオを結成、ブエノスアイレス文化庁主催の「 Bares Notables 」にて注目のプロジェクトとして選抜され、国営テレビの文化番組 Cultura Ceroで活動の詳細が紹介された。
*2006年 南米各国で活動を展開。ベネズエラ、コロンビア、エクアドルで日本大使館主催・国交記念公演にて現地の音楽家と共に友好の舞台を制作。以降、南米各国での公演を継続。独自の音色と活動が評価され、数多くのアーティストのアルバム・公演に参加。(ハーモニカ奏者 Franco Luciani 「 Acuarelas de bolsillo 」, シンガーソングライター Florencia Ruiz「 Mayor 」, 「 Impulso Superior 」、Eloisa Lopez「 EL 」等)
*2007年 現地活動10周年、幼少から育まれた物語30周年を記念してアルゼンチンのアーティスト、音楽家( Franco Luciani, Sami Abadi, Willy Gonzalez, Horacio Lopez, Miguelius, Florencia Ruiz, Diego Rolon, Luis Volcoff, Marcelo Lupis, Wayratuta, Axonxeres, Facundo Guevara, Nuria Martinez )と共にアルバム「 Amistad Musical 音楽の和」を制作、発表。Critica, Pagina12 新聞が「ブエノスアイレスでローカルアーティストとしての地位を築き、ジャンルのない音楽を制作、移動する音楽家」推薦アルバムとして紹介、レコレタ美術館にて記念公演が実施された。
*2008年 エクアドル・日本国交90周年公演を経て帰国後、ブエノスアイレスにてエクアドル大使館と共に「ハチドリ」をテーマにした公演を制作。コペラシオン文化センターにて現地在住のエクアドル人アーティストと共にアフロ、アンデス、東洋の友好舞台「 Amistad del Colibri(ハチドリの和)」を演出。「日本のアーティストがエクアドルを海外で紹介」と本国で紹介。以降、南米各国にて日本出身のアルゼンチンのアーティストとしてのスタンスで「はちどり」をテーマにした友好舞台の演出と創作の旅を続けている。
*2009年 アルゼンチンを代表するコンテンポラリーダンサー Silvina Cortes に師事、振付を発展させ、映像、照明、音響効果が融合された最新の「踊るチャランゴ・はちどりのダンス」をレコレタ美術館にて、ブエノスアイレス文化庁、メキシコ大使館、エクアドル大使館、日本大使館の後援で発表。国営放送フォルクローレ局の広報特別支援を受け、文化庁出版の広報誌が注目の公演として紹介。同年メキシコ、ホセ・マルティ文化センターにてメキシコと日本の国交400周年記念における友好の舞台を現地のアーティストと共に制作。
*2010年 活動の場を本格的に音楽からダンスの舞台へと移行。ブエノスアイレスの野外施設を舞台とするダンスフェスティバル「 CIUDANZA 」でアルゼンチンを代表するコレオグラファー Ana Garatの舞台音楽を踊るチャランゴと共に担当。同年エクアドルのアンデス音楽フェスティバルにメインゲストとして招待されエクアドルへ渡航。キトの主要文化施設 Casa de la Cultura の映画館で、アルゼンチンでエクアドル大使館と制作した「音楽の和」公演を上映。帰国後はブエノスアイレスで映画音楽を担当したベネズエラの映画監督 Julio Martinezの制作したドキュメンタリー「広島のビジョン」上映をプロデュース、主要文化施設6ヶ所で同時上映に至る。 同年、独立200周年記念を祝うメキシコにて日本・メキシコ友好における新しい舞台「千羽鶴とハチドリ」を制作、メキシコシティ各所で発表。メキシコ国立大学放送局とイスタカルコ文化庁より、豊かな芸術性と平和における創造的な公演実施での感謝状授与、メキシコシティ文化庁と国立大学放送局で活動の詳細がインタビューと共に掲載された。
*2011年 社会庁の環境における教科書制作に参加。音楽ドキュメンタリービデオ「 Zamba de Loro Mario (ほほえみの歌)」をプロデュース。フォルクローレ界を代表する歌手 María de los Ángeles "Chiqui" Ledesma , ジャズピアニスト Pablo Juarez, アナウンサー Liliana Daunes と共に制作。現地博物館の主催する「博物館の夜 La Noche de los Museo」で「踊るチャランゴ」と共に発表。 他同年 Liliana Belfiore 演出による公演 Tango en flor、エクアドル文化庁で行われた「文化の日」にゲスト出演、コロンビアの映像作家と共にダンス映像作品「はちどり」の制作するなど、数多くの創作に参加。
*2012年 音楽ドキュメンタリー映画「 Zamba del Loro Mario 」を本格的に上映開始。アルゼンチン、レコレタ美術館を皮切りにメキシコ、コロンビア、エクアドルでの上映をプロデュース。メキシコ初滞在から40年を記念して特別公演「 Amistad del Colibri (はちどりの和)」を制作。特別ゲストに歌手 Carmina Cannavino, Carolina Arias Cartes を迎え、生演奏を兼ねての上映を実施。反響を得て再演。海外での上映の後、アルゼチンでのブエノスアイレス大学映画フェスティバルの特別ゲスト作品として、ロハ文化センターで上映された。 同年コロンビアにて現地の音楽家、ダンサーと共に映画作品を主体とした「平和文化週間」を制作、ボゴタの私立大学と国立博物館にて学生の参加と共に日本大使館の後援で実施。エクアドルでは国立合唱団と共に制作、大きな反響を得て再演。引き続き合唱団との制作を進め、パーカッション担当で地方公演に同行、合唱団結成記念公演にて舞台演出を担当。他、キト国際ブックフェアーにてコロンビアでの「平和文化週間」を紹介。
*2013年 8年に渡るラテンアメリカ諸国での制作活動ドキュメンタリーをアルゼンチンの国立鉱物博物館で紹介。以降、全ての活動を「踊るチャランゴ」の完成に徹し、ヨーロッパでの発表を模索。ダンスフェスティバル・女性創造者 Mujer Creadora 2014 に選出され、スペイン・バダホスの劇場フェスティバルで発表。
*2014年 これまでの各国での文化交流活動の経緯から「イベロアメリカ国際文化会議」への参加要請を受けコスタリカへ渡航。前夜祭、他アートフェスティバルで演奏。コロンビアの映像作家 Marcela Lizcanoとの制作による短編映画「はちどり」完成、録音でのサポートを受けたメキシコ大学放送局の劇場で「踊るチャランゴ」と共に舞台「はちどりの夢」制作、発表。好評を得てメキシコのダンスサイトDanzaNet掲載、他ウルグアイ、チリへ演奏とダンス講義受講のため渡航。
*2015年 「鹿とハチドリ」舞台制作のためメキシコへ移住。「折り鶴メキシコ平和プロジェクト」授業を市内のマドリード小中学校、公立文化センターで実施。第二次世界大戦終戦70周年を追悼するプロジェクトの一環としてUNAMメキシコ国立大学の文化施設にて映画上映と共に施設内での講義と共に作品を制作。グアダルーペ寺院で開催される音楽コンクールでファイナリストに選出され同寺院で制作した歌「祈りの翼」を発表。他、市内の文化センターで Alebrijez (メキシコポピュラーアート)と Ofrenda(死者の日の祭壇)制作に参加、コンサートの舞台美術に制作した作品でコラボレート。「踊るチャランゴ」の最新情報と経緯はNHKで紹介され、日本での発表の機会をあらためて模索、「Hamming Birld friend ship はちどり企画」として、インディアンボイスの研究「歌族」の活動で知られるシンガーAco Takenakaと共に制作中。
*2016年ダンスフェスティバル Havana Vieja Ciudad Movimiento への出演と講義のためキューバに滞在中。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「佐野まり」の詳細全文を読む




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