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佛教寺(ぶっきょうじ)は岡山県久米郡久米南町に所在する寺院である。山号は医王山。宗派は高野山真言宗。本尊は薬師如来。中国四十九薬師霊場第七番札所、高野山真言宗美作八十八ヶ所第二十番札所である。 御詠歌:医(くす)の山 瑠璃の光を 放ちつつ 朝な夕なに 衆生を助け == 概要 == 寺伝によれば、奈良時代初期の和銅3年(710年)肩野部長者乙麻呂が喜恵上人を開山として招聘し建立したと言われる。和銅7年(714年)には元明天皇、平安時代には陽成天皇の勅願寺となったと伝えられている。 平安時代になると真言宗寺院となったと伝わる。また、南北朝時代には南朝方を支援したといわれる。 安土桃山時代の天正9年(1581年)兵火により伽藍を焼亡し、元明・陽成両天皇の勅旨を焼失したと言われている。 江戸時代初期の慶長9年(1604年)津山藩初代藩主森忠政により寺院が再興された。 明治時代以降、急速に衰退した。明治19年(1886年)本堂が崩壊したため、翌年の明治20年(1887年)に境内の文殊堂を移築し現在に至っている。昭和初期までは三重塔が存在したが老朽化のために昭和9年(1934年)に倒壊した。跡地には昭和61年(1986年)に日新社殿が建造された。 昭和30年(1955年)までは旧盆の7月16日に護法祭が行われていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「佛教寺」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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