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便秘(べんぴ、)とは、ヒト(または他の動物)において便の排泄が困難になっている状態の総称である。原因は消化管の狭窄や閉塞による便の通過障害、臨床的には異常を認めない慢性型機能性便秘など多岐にわたる。自覚症状として、血便、腹痛、吐き気、直腸残便感、腹部膨満感、下腹部痛、食欲不振、めまいなどのほか、肩や背中に放散痛を伴う場合がある〔吉田一典ほか、大腿部膿瘍で発症した閉鎖孔ヘルニアの1例 腹部救急診療の進歩 Vol.12 (1992) No.1 P136-138〕。 == 定義 == 明確な定義は無く症状が患者の主観によるため定量化が難しく〔、定義は学会や国により異なる。日本消化器病学会では、『便秘とは、排便の回数が減ること』としている〔下痢と便秘 日本消化器病学会〕。2000年に米国消化器学会のコンセンサス会議で作成された便秘の診断基準では、「下腹部膨満感」、「排ガス量」、「排便回数」、「残便感」、「排便時の肛門の痛み」、「量」、「便の状態」を複合的に捉えたものに変更された。これは、多くの患者が臨床上は正常な排便頻度(毎日)であっても「下腹部膨満感」「排便時のいきみ」「便の硬さ」「残便感」などを訴えるため、排便回数だけで便秘を評価するのは不十分と考えたためである〔。3日以上の排便間隔と残便感を基準とし「排便の頻度が週2回以下で、便が硬く、排便困難、残便感がある状態」〔浦尾正彦、排便と健康 順天堂醫事雑誌 Vol.60 (2014) No.1 p.16-24〕や「3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態」と考える専門家もある〔徳井教孝 、三成由美 、便秘の定義と便秘体質 中村学園大学薬膳科学研究所研究紀要= Proceedings of PAMD Institute of Nakamura Gakuen University 5 (2012): 49-54, 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「便秘」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Constipation 」があります。 スポンサード リンク
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