|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 俗 : [ぞく] 1. (adj-na,n) mark in dictionary indicating slang 2. customs 3. manners 4. the world 5. worldliness 6. vulgarity 7. mundane things 8. the laity ・ 権 : [けん, ごん] 1. (n,n-suf) authority 2. the right (to do something) ・ 主 : [ぬし, おも] 【名詞】 1. owner 2. master 3. lover 4. god ・ 主義 : [しゅぎ] 【名詞】 1. doctrine 2. rule 3. principle ・ 義 : [ぎ] 【名詞】 1. justice 2. righteousness 3. morality 4. honour 5. honor
世俗主義(せぞくしゅぎ、)、または、俗権主義(ぞくけんしゅぎ)〔小田壽典 〕とは、ラテン語で「現世的」「世俗的」を意味する「サエクラリス」()に由来する語・概念であり、 *国家の政権・政策や政府機関が、特定の宗教権威・権力(教権)に支配・左右されず、それらから独立した世俗権力(俗権)とその原則によって支配されていなければならないという主張・立場。あるいは宗教に特権的地位や財政上の優遇を与えないこと。政教分離原則。対義語は、聖職者主義(教権主義、)。 *個人が宗教的規則や宗教教育から自由でいる権利、支配者による宗教の強制からの自由。信教の自由。 *人の行動や決断が(宗教の影響を受けていない)事実や証拠に基づいてなされるべきだという主張。 最も顕著な形の世俗主義は、宗教に関し、「迷信とドグマ(教義)を強調し、理性や科学的探求を軽視し、人類の進歩を阻害するもの」と批判する。 世俗主義は、マルクス・アウレリウスやエピクロスのような古代ギリシャ=ローマの哲学者にルーツを持ち、ドゥニ・ディドロ、ヴォルテール、トマス・ジェファーソン、トマス・ペインのような啓蒙思想家、そしてバートランド・ラッセル、ロバート・インガーソル、アルバート・アインシュタイン、サム・ハリスのような現代の自由思想家、不可知論者、無神論者によって描写されている。 世俗主義を支持する目的は多様である。ヨーロッパでの世俗主義は、宗教的伝統の価値観から離れ、社会が近代化へと向かう運動の一部であった。この種の社会的、哲学的世俗主義は、国家が公式な国教への支援を続けている間に起きた。アメリカ合衆国では、社会レベルでの世俗主義は一般的ではなく、それよりもむしろ宗教を国家の干渉から守るために国家世俗主義が推進されたと主張されている。世俗主義を支持する理由は、一つの国の中でも立場によって異なる。 中近東では、汎アラブ主義(シリア、ナーセル時代のエジプト、サッダーム・フセインまでのイラク)は世俗主義と見なされる。また、トルコは、イスラーム主義系とされるAKPが政権与党であるが、憲法に世俗主義が明記されている。 == 概要 == 世俗主義という語はイギリスの作家ジョージ・ホリオークによって1846年に最初に使われた。しかしこの概念は歴史を通して存在し、自由思想の基盤を作った。特に宗教と哲学の分離の概念を含む初期の世俗主義はイブン=ルシュドと彼のアウェロス主義学派まで遡る。ホリオークは社会秩序の宗教からの分離という視点を表すために世俗主義の語を作った。ホリオークは不可知論者として、「世俗主義はキリスト教からの独立であって、それへの反対ではない」と述べた。 世俗的な知識とは明白に現実世界に基づく知識で、現実の生活の指針となり、現実の幸福を増すためのものである。そしてそれは現実世界の経験に基づいて検証することができる。「社会と文化の世俗主義研究財団」のバリー・コスミンは実際の世俗主義をハードなものとソフトなものに区別する。コスミンによれば、ハードな世俗主義は宗教を理性的にも経験的にも正当化できず認識論的に誤りだと見なす。ソフトな世俗主義は絶対の真実へ達することは不可能であり、したがって科学と宗教の議論にとって懐疑主義と寛容さはそれらよりも優越した価値を持たなければならないと主張する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「世俗主義」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|