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保式機関砲(ほしききかんほう)は、1902年(明治35年)に日本陸軍が制式化した機関銃である。1904年(明治37年)から1905年(明治38年)にかけて戦われた日露戦争に投入され、勝利に貢献した。また、後継の三八式機関銃の母体となっている。 == 概要 == 1896年(明治29年)、日本陸軍はフランスのオチキス社の開発したホチキス式機関砲に興味を示し、試験用に4門を購入することとなった。 1897年(明治30年)に購入されたホチキス式機関砲は口径8mmで、最大射程は1,900mである。構造上の特徴はガス圧利用式の排莢・給弾機構を持ち、銃身の周囲に蛇腹用の放熱筒を設けていることであった。 1898年(明治31年)、砲兵会議議員とオチキス社の技師が立ち会った上で射撃試験が行われた。この試験では薬莢の破断〔薬莢が膨張して薬室に張り付き、エキストラクターにより薬莢が後方に無理に引っ張られることにより起こる抽出不良の現象である。〕等の射撃不良が著しく、連発が不能なほどだった。これはインド洋など海路を輸送中、温度変化による弾薬変質が原因であると見られた。ホチキス式機関砲は、フランスの試験では数千発を連続射撃してほとんど異常作動を起こさない信頼性があり、当時世界最高との評価があっただけに、この結果に驚いたオチキス社側は原因究明に尽力することを約束した。 日本陸軍は、ホチキス Mle1897機関銃の口径を6.5mmとするようオチキス社に仕様を出し、5門の試作を発注した。これは三十年式実包を使用できるようにしたものである。 1901年(明治34年)、陸軍はオチキス社から製造権を買い取り、合わせて砲身50門を購入した。以後、日本陸軍はこの機関砲を大量生産し、1902年(明治35年)に保式機関砲として制定した。 オチキス社からは、1897年(明治30年)以降、機関砲を202門購入したとする説がある〔佐山二郎『小銃 拳銃 機関銃入門』232~247頁。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「保式機関砲」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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