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『信長の野望・嵐世記』(のぶながのやぼう・らんせいき)は、2001年にコーエー(現・コーエーテクモゲームス)から発売された歴史シミュレーションゲーム。「信長の野望シリーズ」の第9作。「嵐世紀」は誤り。Windows版が発売された後に、Xbox(通常版(以下、無印)のみ)、PlayStation 2(以下、PS2)に移植された。「コーエーテクモ定番シリーズ」などの廉価版も発売されている。 信長の野望シリーズをはじめコーエー作品のパッケージイラストを多く手掛けている長野剛の画集『長野剛 人物イラストレーションワークス』(ISBN 4-7758-0433-2)では本作のパッケージイラストが初めに取り上げられている。 == 内容 == === 概要 === ゲームの目的は全国から大名を1名選択し(本作以降マルチプレイ不可)日本全土を統一することである。前作『烈風伝』までと同様に「武力統一」、つまり全国全ての城を自分の支配下に置くことによってクリアとなるが、それ以外にも『覇王伝』において採用された従属大名のシステムが復活したことで「同盟統一」、すなわちプレイヤーが全ての大名を従属させることによるクリア、および「従属統一」、すなわちプレイヤーが従属した大名が同盟統一することによるクリアも可能となった。なお本作では大名を従属させることはできるが、(対等な関係の)同盟は結べない。ただし姫を嫁がせ婚姻関係を結ぶことはできるので、これにより互いに攻め込まれる確率を下げられる。 ターンが大名の名声順(ただし従属大名は独立大名の後)に一ヶ月ごとに回ってきて、順番に命令を出すシステムになっている。前作に比べ登場大名や武将数が大幅に増加した。また今までの作品ではコンピュータ担当大名の配下に家臣が一人もいない場合、大名死亡時にはその大名の治める城は空き城になっていたが、本作では「遠縁」という設定の架空武将が後継者に迎えられ、大名の後継となる。また婚姻を結ばない限り、血縁以外の武将を後継者に指名できない(プレイヤー大名が、血縁不在の状況で死亡した場合、ゲームオーバーになる)。1700年を迎えても勝利条件を満たさないと、時間切れでゲームオーバーになる。 音楽面では内政時の音楽は前作では大名居城のある地方に応じた曲が流れていたが、本作では大名の規模により曲が変わるようになった(ただし他家に従属中は規模によらず専用の音楽が流れる)。一方戦争時には戦地の地形に応じた曲が流れる。 なお本作から初心者向けにゲームのチュートリアルがWin版にも搭載された(コンシューマ版では前作『烈風伝』のwithPKにもチュートリアルは搭載されていた)。 またPC版で本作から以降の作品に引き継がれることになったことは多数あり、 *強制フルスクリーン化(『創造』からは強制ではなくなった) *BGMの非CD-DA化(ゲーム時以外にサウンドトラックとして使うことができない) *戦闘リアルタイム化によるマルチプレイ不可 *シリアルによるユーザー登録(=中古購入者はユーザーズページ利用不可) *PlayStation 2に移植されるようになり、また移植時には改良されたり新要素が追加されるようになった などがある。 それ以外の細かいところでは、本作より(名目上の主人公である)織田家の家紋(織田木瓜)がそれまでの明るい青から濃い赤での表示に変更された。 本作のPC版においては発売直後にバグが多発したことで公式掲示板などで批判があった。PS2版withPKについてはある程度はPC版無印での不満点も解消されている。 なおソースネクスト版無印及びダウンロード販売版(2011年9月販売終了)については、たとえ新品で購入してもシリアルは付属しない。従ってユーザー登録はできないため、PKを別途入手してもパッチのダウンロードができない。それ以前にダウンロード販売版はPKのインストール自体ができず、またVista対応も行われていない。ただしソースネクスト版でもwithPKにはシリアルも付属している。 また前述の通り本作のBGMは前作までと異なり、CD-DAからではなく音楽ファイルによる演奏となっている。そのファイルは"BGM"という拡張子で、そのままでは再生できない。しかしファイルの先頭部分をバイナリエディタなどでWAVファイルのそれに書き換え、拡張子も"wav"にすることで再生可能になる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「信長の野望・嵐世記」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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