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『俺達に墓はない』(おれたちにはかはない)は、遊戯シリーズ『最も危険な遊戯』『殺人遊戯』に続いて上映された松田優作主演の三作目のアクション映画(遊戯シリーズには直接関係はない)。上映は1979年、監督は澤田幸弘。 ==ストーリー== 島勝男(松田優作)は、過激派を装い、デパートのレジの金87万3千円を奪う。しかし島の後をつける挙動不審な男、滝田(志賀勝)がいた。だがそのとき島は「変わったヤローだ」と気にせずにいた。数日後弟分で相棒のヒコ(岩城滉一)と都築興業(暴力団十日会)の襲撃を計画する。ビルの屋上で下見をしていると、むこうのビルでも都築興業を双眼鏡で下見している男、滝田を再び見る。その間にヒコは、アジトであるバー阿邪馬の前で酔いつぶれていた女、川村ミチ(竹田かほり)を店の中に入れ、介抱していた。アジトに戻ってきた島を見たミチは島に奪った金を返してほしいと要求する。翌日、下見のため都築興業の近くの喫茶店に入ると、またも滝田が下見のためにうろついていた。二人は予定を早め、決行を決意。都築興業に乗り込むが、先に滝田が乗り込んで、既に金を奪った後だった。運悪くヒコは十日会に捕まり、島は滝田を追いつめ殴り合いになるが、互いに認め合い、二人は手を組み、十日会の豚小屋に監禁されたヒコを助け出す。助け出したはいいが、ヒコは自分より先回りしたうえに、ひどい目にあったことを根にもち、滝田を殺せ!と車中でさけんだ。当の滝田も、自分を殺すと言ったヒコを受け入れなかった。二人はヒコ抜きで、千葉で十日会の取り仕切る東南アジア賭博ツアーのバスを襲撃をする。二人は現金6千万を強奪し、バスを降り、車を強奪し、逃亡をはかるが、非常線を突破するために逃走の途中で島に滝田は国外逃亡をすすめ、パスポートを渡し、一旦別れる。その後、島はバー亜邪馬にたどり着き、滝田は静岡に逃れる。滝田は次の日船で逃亡するために、今日中に島と現金の山分けをしようとしていた。一方ヒコは、十日会の江木(草薙良一)から賭博ツアーのバスを島と滝田に襲われたことを聞く。ヒコは、自分ひとりだけ置いていかれた上、いい思いをする島と滝田を良く思わず、電話で島が滝田と待ち合わせる場所を通話している時に、島の背後から後頭部に一撃を喰らわせ島を気絶させる。ヒコは島と滝田が現金を山分けする、待ち合わせ場所である静岡のバー"キング"に先回りし、ヒコは滝田を襲う。遅れて静岡に着いた島は、滝田に誤解され、仲違いする。ヒコに襲われ、負傷した滝田は病院に入院。その後十日会は、現金の在り処を聞き出すためにアケミ(山科ゆり)を使って滝田を病院から出す。その間に島は、全国指名手配犯になっており、中年男(梅津栄)から金を奪う最中に十日会の高(石橋蓮司)に襲われ島も反撃。高を殺害するが、島も負傷。偶然通りかかったミチに再会し、助けられ、かくまわれる。島は金のありかをミチに聞くが全くわからず。そしてヒコと滝田はミチのマンションに乗り込み、島に殺される。その後十日会はヘロインの買い手からミチのマンションを探り出し、乗り込む。島も反撃に出て、ダイナマイトで会長の都築もろとも爆死させる。島とミチは、相棒であったヒコと滝田の死体を部屋に残し、マンションを出る。島と滝田が盗んだ現金は、ミチの車の後部座席にあるヌイグルミの中に隠されていた。 相棒を失い、全国指名手配犯になった島、そして薬物中毒のミチは、ともに車で逃亡する…。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「俺達に墓はない」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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