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個人用防護装備(こじんようぼうごそうび)は、陸上自衛隊の装備。平成12年に85式防護マスク4型および88式戦闘用防護衣の後継として採用された。制式名称は00式個人用防護装備である。翌年から普通科教導連隊や第14普通科連隊等、警備隊区内に重要防護施設が存在する部隊から優先的に配布され、順次戦闘用防護衣との更新が進んでいる。 == 概要 == * 全備重量:7.7kg * 防護マスクが内蔵されており、有毒ガス、液滴、空気中を浮遊する微粒子状物質から全身を保護する。防護マスクは旧型よりも視界が広くかつ目ガラスが従来のガラスから強化プラスチックに変更されている。また、従来品と違い眼鏡を着用している隊員もそのまま装着出来るように仕様変更されている。 * 防護マスク、防護衣ともに有毒化学剤およびフォールアウトに対処できる。防護衣は汗を外部・内部へ発散することが出来る。 * 戦闘装着セットと同程度の熱・火炎防護性およびIR偽装性を持つ。 * 平成13年度から配備が開始されたため新型迷彩を採用している。 * 防護マスク用の収納袋は旧式と同じく肩掛けもしくは太ももに着用する。初期型はふたの固定方法がドットボタンだったが最新型はベルクロに変更されている。 * 地下鉄サリン事件において防護衣を着用した隊員が作業中尿意を催しても対処できず、実に8時間後作業終了後にトイレに駆け込む事案が発生したため、「排尿」を目的とした装備も封入されている。見た目どころか内容物も「紙オムツ」そのものである。装備(有事)の際、下着と同様に装着するか、下着の上に装着する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「個人用防護装備」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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