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倭人伝 : ミニ英和和英辞書
倭人伝[わじん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [わ, やまと]
 (n) ancient Japan
倭人 : [わじん]
 (n) (an old word for) a Japanese
: [ひと]
 【名詞】 1. man 2. person 3. human being 4. mankind 5. people 6. character 7. personality 8. true man 9. man of talent 10. adult 1 1. other people 12. messenger 13. visitor 1
人伝 : [ひとづて]
 【名詞】 1. hearsay 2. message
: [でん, てん, つたえ]
 【名詞】 1. legend 2. tradition 3. life 4. biography 5. comment 6. communication

倭人伝 ( リダイレクト:魏志倭人伝 ) : ウィキペディア日本語版
魏志倭人伝[ぎしわじんでん]

魏志倭人伝(ぎしわじんでん)は、中国の歴史書『三国志』中の「魏書」第30巻烏丸鮮卑東夷伝倭人条の略称〔岩波文庫では書名の一部として「魏志倭人伝」の五文字を採用している。、。〕。当時、日本列島にいた民族・住民の倭人日本人)の習俗や地理などについて書かれている。著者は西晋陳寿で、3世紀末(280年(呉の滅亡)-297年(陳寿の没年)の間)に書かれ、陳寿の死後、中国では正史として重んじられた〔中華書局版『三国志』(北京、1959年)の「出版説明」にある。。〕。
== 概要 ==
『三国志』の中に「倭人伝」という独立した列伝が存在したわけではなく〔ただし、岩波文庫に収録された影印には、「倭人伝」の文字がある。〕、「東夷伝」の中に倭及び倭人の記述がある〔ただし、同様のことは関羽にしても「関張馬黄趙伝」の関羽の記述がある、ということになってしまう。〕。従って倭人に関する条のみならず、東夷伝のすべてを通読しなければ意味がないという考え方〔松本清張古代史疑』など。なお、講談社学術文庫『倭国伝』は、東夷に属する記述を収録している。〕もある。さらに、『三国志』の研究者である渡邉義浩は「『三国志』の著者である(二三三~二九七年)の世界観や政治状況は、約三十七万字に及ぶ『三国志』(それに付けられている〔三七二~四五一年〕の注は、本文に匹敵する約三十六万字)のすべてに目を通すだけではなく、世界観を形成しているのに通じなければ分からない」と述べている。
中国の正史中で、はじめて日本に関するまとまった記事が書かれている。『後漢書』東夷伝のほうが扱う時代は古いが、『三国志』魏志倭人伝のほうが先に書かれた。なお講談社学術文庫『倭国伝』では『後漢書』を先に収録している〔「時代の順として冒頭にかかげた」〕。
当時の(後の日本)に、女王の都する邪馬台国(邪馬壹国〔現存する『三国志(魏志倭人伝)』の版本では、「邪馬壹國」、「邪馬一國」。5世紀の『後漢書(倭伝)』では「邪馬臺国」、7世紀の『梁書(倭伝)』では「祁馬臺国」、7世紀の『隋書』には魏志(魏志倭人伝)のいう「邪馬臺」(都於邪靡堆 則魏志所謂邪馬臺者也)とある(各書の成立については、ウィキペディアの当該項目参照のこと)。古田武彦は「魏志倭人伝」における「邪馬壹國」が後出の史料における「邪馬臺国(邪馬台国)」とは異なるとの説を提唱している(邪馬壹国説)。、などを参照。〕)を中心とした国が存在し、また女王に属さない国も存在していたことが記されており、その位置・官名、生活様式についての記述が見られる。また、本書には当時の倭人の風習や動植物の様子が記述されていて、3世紀の日本を知る史料となっている。
しかし、必ずしも当時の日本の状況を正確に伝えているとは限らないこと〔、〕から、邪馬台国に関する論争〔に各説の概要が記述されている。〕の原因になっている。
また一方で、岡田英弘など『魏志倭人伝』の史料としての価値に疑念を投げかける研究者もいる。岡田は位置関係や里程にズレが大きく信頼性に欠ける点〔に岡田説が引かれている。〕を根拠として挙げている。渡邉義浩は『魏志倭人伝』には「卑弥呼が使者を派遣した当時のの内政・外交や史家の世界観に起因する、多くの偏向(んだ記述)が含まれている」と指摘している〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「魏志倭人伝」の詳細全文を読む




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