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偽関節 : ミニ英和和英辞書
偽関節[ぎかんせつ]
false joint
===========================
: [にせ]
  1. (adj-na,n) imitation 2. lie 3. falsehood 4. (logical) false 5. deception 6. sham 7. bogus 
: [せき, ぜき]
 (suf) honorific added to names of makuuchi and juryo division sumo wrestlers
関節 : [かんせつ]
 【名詞】 1. joints (knee joint, elbow joint, etc) 
: [せつ, ぶし]
  1. (n-suf) tune 2. tone 3. knot 4. knob 5. point
偽関節 : ウィキペディア日本語版
偽関節[ぎかんせつ]

偽関節(ぎかんせつ、)とは骨折部の骨癒合プロセスが完全に停止したものをいう。骨折の重篤な後遺症のひとつである〔重篤な後遺症には他に阻血性骨壊死(無腐性骨壊死)やフォルクマン拘縮などがあげられる。〕。骨折部の不安定、血行不良、骨癒合の始めに形成される血腫の流出、糖尿病などの疾患などにより発生する。
偽関節では骨折端の間が結合組織で埋められ、また異常可動性〔本来、関節のようには動かない箇所が関節のように動くこと。〕が認められる。
偽関節に対して、骨癒合プロセスが遅れてはいるが停止していない状態を遷延治癒(せんえんちゆ、delayed union )と呼ぶ。
一般的に、受傷後6ヶ月経過しても異常可動性が明らかな場合は偽関節と見なされ、外科手術の対象となることが多い。
== 偽関節の発生原因 ==
骨癒合のプロセスは概ね以下のとおりである。
# 骨折部に血液リンパ液が出て、骨片と骨片の間に血腫浮腫がつくられる。ここに炎症反応が生じ、肉芽組織がつくられる。
# 新生された血管が肉芽組織に入り込み、線維組織や軟骨組織、未熟な骨組織がつくられる(これらを仮骨と呼ぶ)。
# 石灰塩の沈着が進み、成熟した骨組織に変わってゆく。
# 仮骨の吸収や添加が進み、日常生活に適した形態に戻ってゆく。
したがって、初めに形成される血腫が流出すると骨癒合が進行しない。また、骨折部に圧迫力以外の力(屈曲力、剪断力、捻転力あるいは牽引力)が加わると骨癒合の妨げとなる。局所的な原因としては他に骨片の欠損や血行不良があげられる。
全身性疾患は骨癒合に不利な要因であり、内分泌障害とくに糖尿病は偽関節の原因となり得る。また、栄養障害も同様に偽関節の原因となることがあるため、注意が必要である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「偽関節」の詳細全文を読む




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