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傅膏機密(ふこうきみつ、〔〕, , )は正教会の七つの機密のひとつ。聖洗礼儀と呼ばれる奉神礼において、洗礼機密の直後に、聖膏を塗ることで執行される。 洗礼機密と傅膏機密を含む聖洗礼儀の構成は、4世紀のギリシャ教父であるイェルサリムの聖キリル(エルサレムの聖キュリロス)が著した『啓蒙者の為の機密講話』(Catecheses mystagogicae)に言及されており、洗礼機密と傅膏機密が連続して行われる事は当時から現代の正教会に至るまで変わらない伝統として保持されている〔◆第4世紀◆ - トマス・ホプコ神父著 “TheOrthodox Faith vol.3 Bible and Church History”, 1979 O.C.A.、Chuch History、翻訳:日本正教会 西日本主教教区 司祭 ゲオルギイ松島雄一〕。 カトリック教会・聖公会での堅信に相当するが、カトリック教会・聖公会における幼児洗礼の場合には、堅信は信仰の自覚ある者に成長してから洗礼と別に行なわれるのが一般的であるが、正教会の傅膏機密は幼児洗礼の場合にも、洗礼機密に引き続き行なわれる(現代の西方教会では成人洗礼の場合、洗礼と堅信を同時に行うことも珍しくない)〔★洗礼と堅信(六甲カトリック教会) 〕〔『日本聖公会 祈祷書』283頁、日本聖公会、1991年6月20日 第一版〕。 == 言及される聖書の記述 == ;信徒が神から賜る聖神の恩寵が「傅膏」と呼ばれたとされる記述 *ヨハネの手紙一2章20節 *コリントの信徒への手紙二1章21節 ;旧約において傅膏により、王への即位、および聖職者への叙聖が行われたとされる記述 *サムエル記上10章1節 *出エジプト記30章23-26、30、32節 ;新約において叙聖者と一般信徒の区別なく、全ての信徒が傅膏機密を受けるべき事が示されているとされる記述 *ヨハネの黙示録1章6節 *ペトロの手紙一2章9節 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「傅膏機密」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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