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傅説(ふ えつ)は、殷の武丁(高宗)の宰相と伝えられる伝説的な人物。伊尹や呂尚と並んで、名臣の代表としてしばしばあげられる。 星になったと言われ〔『荘子』大宗師「傅説得之(=道)、以相武丁、奄有天下、乗東維、騎箕・尾、而比於列星。」〕、星の名前にも傅説がある。尾宿に属する。 == 文献 == 『史記』によると、武丁がある夜、夢に「説」という名前の聖人を見たため、役人に探させたところ、傅険という名の岩屋で罪人として建築工事にたずさわっているのが発見された。傅険で見つかったので傅を姓としたという〔『史記』殷本紀「武丁夜夢得聖人名曰説、以夢所見視群臣百吏、皆非也。於是迺使百工営求之野、得説於傅険中。是時説為胥靡、築於傅険。見於武丁。武丁曰「是也。」得而与之語、果聖人、挙以為相、殷国大治。故遂以傅険姓之、号曰傅説。」〕。傅説を用いることで、衰えていた殷はふたたび盛んになり、武丁は高宗とよばれるようになった〔『史記』封禅書「後十四世、帝武丁得傅説為相、殷復興焉、稱高宗。」〕。 『国語』には、武丁が夢に見た人間の姿を描いて役人に探させ、傅説を得て公となし、自分に対して諫言させたという〔『国語』楚語上「昔殷武丁(中略)如是而又使以象夢求四方之賢、得傅説以来、升以為公、而使朝夕規諫、曰:若金、用女作礪。若津水、用女作舟。若天旱、用女作霖雨。啓乃心、沃朕心。若薬不瞑眩、厥疾不瘳。若跣不視地、厥足用傷。」〕。 『荀子』は、傅説がせむしであったと伝える〔『荀子』非相「傅説之状、身如植鰭。」〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「傅説」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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