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小人(しょうじん)は中国に伝わる伝説上の人種である。靖人(せいじん)短人(たんじん)鶴国(かくこく)とも称され、東方の海にある島に住んでいるとされる。 == 概説 == 類書である王圻『三才図会』では、小人たちは海にある島に住んでいるとされる。この地域にはツルのような鳥がおり、小人たちは単独で行動をしていたりするとそれに呑み込まれて捕食されてしまうという。そのため、常に群れて行動をしているとされる。日本の『和漢三才図会』や奈良絵本『異国物語』などでも、その呼称と解説とが使われている。また、小人が絵画に描かれる場合、この「鳥に食べられてしまう」という伝説から、同画面中にツルなどを描かれることが多い。『神異経』には鶴国(かくこく)という呼び方が見られ、彼らも気をつけていないと海鳥に食べられてしまうが、寿命は300年ほどあるとされ、鳥の体内でも生きてはいると記されている〔松村武雄編 『中国神話伝説集』 社会思想社(教養文庫) 1976年、126 - 128頁。ISBN 4-390-10875-1。〕。 古代中国の地理書『山海経』の大荒東経によると、小人国は東の海の果てにあり、靖人とも呼ばれるとある。 小人たちは手先が器用であるとも言われており、『竹書紀年』という書物には、古代中国の帝・堯(ぎょう)に対して小人たちが「没羽」(ぼつう)という矢をいくつか作り、献上したことがあったとされる。 日本では、「こびと」という呼称で知られており、小人島(こびとじま)に住んでいるとされている。『頭書増補訓蒙図彙大成』(1789年)では、小人国(しょうじんごく)という表示に対して「こびとじま」という日本語を併記している〔『頭書増補訓蒙図彙大成』巻4 1789年 28丁ウラ〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「小人 (中国の伝説)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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