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元志 : ミニ英和和英辞書
元志[げん し]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [げん, もと, がん]
  1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation 4. (2) former 
: [こころざし]
 【名詞】 1. will 2. intention 3. motive 

元志 : ウィキペディア日本語版
元志[げん し]
元志(げん し、生年不詳 - 524年)は、北魏皇族は猛略。
== 経歴 ==
武川鎮将の拓跋蘭の子として生まれた。若い頃から広く書物を読み、文才があった。洛陽県令となり、御史中尉の李彪と道の通行を争って、ともに入朝すると、孝文帝の前で理非を述べた。馮昭儀の弟の馮俊が権勢をたのんで横暴をふるったため、元志はかれを収監して処刑した。このため太尉主簿に左遷された。まもなく従事中郎となった。
孝文帝の南征のおり、帝が微服で観戦していたところ、一本の矢が帝の身に向けられた。元志が身をもってかばったため、帝は危難を免れた。矢は元志の目に当たって、片眼を失明した。元志は行恒州事として赴任した。宣武帝のとき、荊州刺史に任じられた。御史中尉の王顕に人身売買の罪を告発されたが、赦免された。516年熙平元年)、荊沔都督として南朝梁の軍を破り、梁の恒農郡太守の王世定らを斬った。廷尉卿を兼ねた。後に揚州刺史に任じられ、建忠伯の爵位を受けた。まもなく雍州刺史に転出した。
晚年の元志は声伎を好み、揚州において百人近くを侍らせ、持ち物や服装も珍美なものが多かった。雍州に赴任すると、奢侈はますます激しくなり、その統治も収奪がひどく、名誉を損なった。
524年正光5年)、莫折念生の乱が起こると、元志は西征都督に任じられて反乱討伐にあたった。莫折念生の弟の莫折天生が隴口に駐屯して、元志と対峙した。元志は敗れて大紅を放棄し岐州に逃げ帰った。反乱軍は岐州城を攻撃した。岐州刺史の裴芬之は城民が反乱側と通じていると疑い、城を出ようとしたが、元志は聞き入れなかった。城民は開門して反乱軍を引き入れ、元志と裴芬之を拘束して莫折念生のもとに送った。元志は裴芬之とともに殺害された。531年普泰元年)、尚書僕射・太保の位を追贈された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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