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中折式(なかおれしき、ブレイクアクション、英:break-action)とは、銃身にヒンジを有する銃を示す方式であり、尾栓(ブリーチ)を銃腔の中心軸に対して垂直に回転させる事で弾薬の装填及び排莢を行うものである。銃によってはこの動作とは別に撃鉄を起こす操作(コッキング)が次弾発射前に必要となる場合がある〔散弾銃に於いては撃鉄を手動で操作するものは必然的に撃鉄が機関部の外に露出する為に有鶏頭(ゆうけいとう、アウターハンマー)と呼ばれ、逆に開放と同時に自動でコッキングされるものは撃鉄が機関部内に収納される為無鶏頭(むけいとう、インナーハンマー)と呼ばれ区別される。稀に有鶏頭の構造でも開放と同時に自動でコッキングされるものもあり、不発の際の撃鉄の手動操作を意識した構造とされているものも存在する。〕。中折式は、、に於いて普遍的な方式であり、更には単発の小銃・拳銃・散弾銃や、信号拳銃、グレネードランチャー、空気銃のほか、いくつかの旧式の回転式拳銃の設計にも見られる。日本語では元折式(もとおれしき)と称する場合もあり、英語ではブレイクオープン、ブレイクバレル、ブレイクトップ、または古い回転式拳銃ではトップブレイクアクションとも呼ばれる。 == 概要 == この型式の小銃や散弾銃は、本質的にはヒンジピンにより2つの部位が連結されている。一つは銃床と撃発機構が内蔵された機関部(レシーバー)、もう一つは銃身であり、多くの場合弾薬は銃身側に穿たれた薬室に保持される。設計によっては銃をコンパクト且つ安全に格納する為にヒンジピン自体が容易に脱着可能な場合があり、別の設計ではヒンジがピンとフックにより構成されていて、補助ラッチを開放する〔散弾銃では先台(ハンドガード)を銃身から取り外す操作がこれに相当する。〕事で、フックをピンから分離出来る場合がある。こうした構造により、全長の長い銃で中折式を採用するものは、多くの場合銃身と機関部を分離して携行出来るの体裁が採られる事になる。なお、拳銃などの全長が短い銃や一部の散弾銃〔イタリアのファルコ社製410ゲージ元折単身散弾銃など〕では、テイクダウン方式を採らない代わりにヒンジピンを支点に完全に折り畳む事で携行を容易とする方式が採られる場合もある。 開閉レバーなどの主となるラッチは、尾栓を開く(薬室を開放する)時や銃を二つに分解する際に解除される。実包は尾栓を開いた状態で(二連散弾銃の場合は2発、回転式拳銃の場合は6発から8発)挿入され、その後に再び尾栓を閉鎖して開閉レバーを閉じる事でラッチが掛けられる。銃器使用者がオープンハンマーを親指で起こすか、薬室開放の際に機関部が自動でインナーハンマーを起こす事により、下がっている撃鉄を引き起こして逆鈎(シアー)に固定される事で、銃器は引金(引鉄、トリガー)を引いて発射する準備が整う。 幾つかの実包を発射した後、ラッチを解除すると銃身とフォアアームは前方下部に垂れ下がる。その際にエキストラクター(抽筒子)は空薬莢を薬室外へ排出し、地面に廃棄する。そして銃は新しい発射サイクルを行う準備が整うのである。なお、散弾銃では設計により薬室開放と同時に抽筒子がバネの力で薬室外に勢いよく空薬莢を蹴り出す場合と、単に空薬莢のリム(起縁)を持ち上げて銃器使用者が手で直接排莢する操作を補助するのみの場合がある。前者のような構造はエジェクター(蹴子)、後者はエキストラクター(抽筒子)と呼ばれて区別され、一般には後者の方がより高級な機構として認知されているが、銃器使用者によっては農地内での狩猟などで空薬莢を外部環境に撒き散らす事を忌避したり、真鍮薬莢などハンドロードで再使用する事が前提の薬莢の紛失を予防するなどの目的で、前者の構造を好んで使用する向きもしばしば見受けられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中折式」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Break-action 」があります。 スポンサード リンク
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