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兒 説(げい ぜつ(えつ)、生没年不明)は戦国時代の思想家。宋の出身だが、斉に行き、稷下の学士の一人となった。白は色に名づけられた概念であり、馬は形に名づけられた概念であるからにして、白馬は二つの概念であり、一つの概念である馬とは別物だ、という白馬非馬説を唱え、稷下の学者を降参させたことで有名。兒説はいわゆる弁者であった。白馬非馬説は他に公孫竜によって唱えられたが、兒説のほうが少し先であった。 兒説は、 と言ったことでも有名。これは、論語に記されている孔子の言葉、 という言葉から来たものであるらしい。 当時、関所では馬に通行税をかけていた。兒説は白馬に乗っていけば通行税を取られない、と思って白馬に乗っていったが、役人が税を取ろうとした。そこで、兒説は白馬非馬説を唱えたが、役人の方が引かずに、結局通行税を取られてしまった、という話が韓非子に伝えられている。 == 参考文献 == *陳舜臣 『中国の歴史2⃣ 大統一時代 漢王朝の光と影』 (東洋印刷/凸版印刷/大口製本印刷1986年) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「兒説」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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