|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 児 : [じ] 1. (n-suf) child ・ 雷 : [かみなり] 【名詞】 1. thunder ・ 也 : [なり] (n) a sum of money ・ 豪 : [ごう] 【名詞】 1. fine feathers 2. writing brush 3. a little ・ 豪傑 : [ごうけつ] 【名詞】 1. hero 2. great man ・ 傑 : [けつ] 【名詞】 1. excellence ・ 譚 : [たん] 1. (suf) tale 2. story
『児雷也豪傑譚』(じらいやごうけつものがたり)は、天保10年(1839年)から明治元年(1868年)に刊行された合巻。作者は戯作者の美図垣笑顔(みずがき えがお)。全編つうじて和泉屋市兵衛から出版された。 ==概要== 主人公は児雷也を名乗る。江戸時代後期の天保10年(1839年)から明治元年(1868年)にかけて刊行されつづけた。43編からなる長編の合巻作品で、作者は4代にわたっており、美図垣笑顔・一筆庵(浮世絵師の渓斎英泉)・柳下亭種員・柳水亭種清の順で書き継がれていった(いずれも交替のタイミングは作者死没などによる)。挿絵は歌川国貞ら浮世絵師が担当しており、計7人が担当している〔須永朝彦 『日本幻想文学史』 白水社 180-182頁 ISBN 4-560-04313-2〕〔高木元 「戯作者たちの<蝦蟇>-江戸読本の方法-」 〕。 感和亭鬼武が文化3年(1806年)に刊行した読本『自来也説話』(じらいやものがたり)が設定の基礎となっているが、一筆庵が作を担当したシーズンからはカエル・ヘビ・ナメクジの三すくみを配した登場人物の関係が設定され、物語の幅が拡大された。 他の長編化された合巻作品と同様に、1年ごとに同時発売される2~3編ごとによって世界設定やこまかい展開には若干の差異や錯誤もみられる。これはその年その年ごとに趣向をこらした展開を出して読者をたのしませていた長編合巻作品に特有のものであり、物語や伏線を全編つうじて展開させて読者に読ませつづける読本などの書き方とには根本的に仕組み異なっている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「児雷也豪傑譚」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|