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入口遺跡(いりぐちいせき)は、長崎県平戸市に属する平戸島北部中野地区に所在し、河岸段丘上に立地する。遺跡地の標高は40メートル余りである。日本最古級の旧石器遺跡である〔中期旧石器時代〕。 == 概要 == 遺跡のある河岸段丘は神曽根川の右岸に形成されたもので、川との比高は約15メートルほどであり、段丘の西端には高さ約約8メートルの段丘崖がある。〔松藤和人著 『日本列島人類史の起源 -「旧石器の狩人」たちの挑戦と葛藤-』 雄山閣 2014年 p.103〕。 段丘状の開発に伴い1999年(平成11年)から2003年(平成15年)にかけて平戸市教育委員会によって緊急調査が数カ所で実施された。 遺跡の基本層序は、第1層黄褐色土、第2層明褐色粘土(暗色帯)、第3層黄色粘土、第4層赤色粘土(調査区によって砂質)、第5層段丘礫層、以下基盤の安山岩層。第3層と第4層には瑪瑙〔「平戸瑪瑙」とし て有名で、工芸品として利用されてきた〕(めのう)の円礫を含む。 第2層上位から姶良Tn火山灰のガラスが検出されている。土壌中に含まれる鉱物をIRSL(赤外光ルミネッセンス法)年代は第3層下部が9万年前、第4層が10.3万年前と測定された。瑪瑙製の石器は第3層下部と第4層最上部から出土した。第4層最上位から瑪瑙礫3点が出土している〔松藤和人著 『日本列島人類史の起源 -「旧石器の狩人」たちの挑戦と葛藤-』 雄山閣 2014年 p.104〕。 2003年にも遺跡C地点が発掘調査された。第3層下部からは、台形状剥片4点、嘴状石器1点、スクレイパー4点、ハンマー・ストーン2点、礫器1点、石核1点、剥片4点、砕片〔砕片とは、石器の細部加工時に飛び散った微細なカケラ〕7点が出土している〔松藤和人著 『日本列島人類史の起源 -「旧石器の狩人」たちの挑戦と葛藤-』 雄山閣 2014年 p.105〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「入口遺跡」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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