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全日本柔道連盟による助成金の不正受給・不正流用問題 : ミニ英和和英辞書
全日本柔道連盟による助成金の不正受給・不正流用問題[ぜんにほんじゅうどうれんめい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ぜん]
  1. (n,pref) all 2. whole 3. entire 4. complete 5. overall 6. pan 
全日 : [ぜんにち, ぜんじつ]
  1. (n-adv,n-t) all days 
全日本 : [ぜんにほん]
 (exp) All-Japan
: [にち, ひ]
  1. (n-adv,n-t) sun 2. sunshine 3. day 
日本 : [にっぽん, にほん]
 【名詞】 1. Japan 
: [ほん, もと]
  1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation 
: [やわら, やわ]
  1. (adj-na) poorly-built 2. weak 3. insubstantial
柔道 : [じゅうどう]
 【名詞】 1. judo 
: [むらじ, れん]
 【名詞】 1. party 2. company 3. group 
連盟 : [れんめい]
 【名詞】 1. league 2. union 3. alliance 
: [すけ]
 (n) assistance
助成 : [じょせい]
  1. (n,vs) assisting 2. assistance 3. fostering 4. aiding 
助成金 : [じょせいきん]
 【名詞】 1. subsidy 2. grant-in-aid
成金 : [なりきん]
 【名詞】 1. an upstart 2. the new rich (nouveau riche) 
: [きん]
  1. (n,n-suf) (1) gold 2. (2) gold general (shogi) (abbr) 
: [ふ]
  1. (n-pref) un- 2. non- 3. negative prefix
不正 : [ふせい]
  1. (adj-na,n) injustice 2. unfairness 3. iniquity 4. impropriety 5. irregularity 6. dishonesty 7. illegality 
: [ただし, せい, しょう]
 【名詞】 1. (logical) true 2. regular 
受給 : [じゅきゅう]
  1. (n,vs) receiving payments (pension, ration) 
: [きゅう]
  1. (n-suf) wage 2. gift 
不正流用 : [ふせいりゅうよう]
 (n,vs) misappropriation (of funds, etc.)
: [りゅう]
  1. (n,n-suf) style of 2. method of 3. manner of 4. school (of thought) 
流用 : [りゅうよう]
  1. (n,vs) diversion 2. misappropriation 
: [よう]
  1. (n,n-suf) task 2. business 3. use 
: [もん]
 【名詞】 1. problem 2. question 
問題 : [もんだい]
 【名詞】 1. problem 2. question 
: [だい]
  1. (n,vs) title 2. subject 3. theme 4. topic 

全日本柔道連盟による助成金の不正受給・不正流用問題 : ウィキペディア日本語版
全日本柔道連盟による助成金の不正受給・不正流用問題[ぜんにほんじゅうどうれんめい]
全日本柔道連盟による助成金の不正受給・不正流用問題では、2013年に発覚した、全日本柔道連盟(以下、全柔連)による助成金の不正取扱の問題である。同年1月に女子強化選手から慢性的な暴力に対する告発がなされており、これと合わせて日本の柔道界全体がその体質を問われる事態となった。
== 問題の発覚 ==
2013年3月13日、独立行政法人日本スポーツ振興センター(以下、JSC)から全柔連の指導者に一人あたり120万円支給されていた助成金のうち、40万円が強化委員会の指定した口座に徴収されて、強化留保金として使用目的外である飲食費などの懇親会費に使われていた疑惑も発覚した。
2012年秋までの4年間で集められた内部留保金は約2800万円に上るが、海外遠征時の代表チームの打ち上げや強化委員会内部の懇親会などに使われていて、帳簿などの会計処理はなされていなかった〔“全柔連に内部留保金約2800万円 助成金徴収、親ぼく会費などに充てる ” . ''MSN産経ニュース ''. (2013年3月5日)〕。
口座には約2000万円が残高として残されていたが、2010年の世界選手権で活躍した選手が多かったために、助成対象者が47人に増えて金額も一挙に増大した〔“強化委口座に2000万円=指導者助成金の一部徴収-全柔連” . ''時事通信 ''. (2013年3月14日)〕。
口座を管理していたのは吉村和郎(前強化委員長)であったが、私的流用は一切なかったと弁明した〔“揺れる柔道界…渦中の吉村前強化担当理事語る「認識甘かった」” 。 ''スポーツニッポン ''. (2013年3月18日)〕。
2012年11月に強化体制が変わり、斉藤仁が新委員長になった時にはすでに留保金が充分過ぎるほどあったため徴収を取り止めて、その後は会計士に帳簿をつけてもらうようになった〔“全柔連、助成金不正徴収で2000万円” . ''日刊スポーツ ''. (2013年3月15日)〕。
もともとは、1989年頃から「強化留保金」という名目で、コーチが所属企業から受け取った餞別を集めて飲食費などに充てていたものだという〔“全柔連:“上納金” 助成金の一部を半強制徴収していた” . ''毎日新聞 ''. (2013年3月15日)〕。
助成金の支給を受けた指導者は年に1回、詳細を記した収支報告書を提出しなければならないことになっている。
助成金の使用目的であるスポーツ活動以外の飲食費など懇親会費に使われていたのは目的外使用となり、助成金の不正使用が確認された場合は、助成金の返還請求及び、最大5年間の交付停止などの処分が下されることになる〔“全柔連 助成金を不適切に使用” . ''時事通信 ''. (2013年3月14日)〕。
上村春樹(全柔連会長)は「帳簿もつけておらず、不適切なやり方だった。私自身は知らなかった」と釈明したが、吉村によれば、上村もこのことを知っていたという〔“【柔道】全柔連監事の弁護士「調査グループ立ち上げる」” . ''スポーツ報知 ''. (2013年3月15日)〕。
JSCは全柔連に対して調査と報告を指示した〔“全柔連、助成金を流用=振興センターが調査指示” . ''時事通信 ''. (2013年3月14日)〕。
全柔連側も所属の監事や弁護士を中心とした調査委員会を設置して調査に乗り出すことになった〔“全柔連、上村会長ら続投…助成金問題に調査委” . ''読売新聞 ''. (2013年3月18日)〕。
また、全柔連側は強化委員に対する助成金の徴収は任意としてきたものの、未納の強化委員に対しては全柔連事務局から吉村の名前を出した上で催促のメールを送っていたことが明らかになった〔“全柔連、助成金上納をメールで督促…強制徴収か ” . ''読売新聞 ''. (2013年3月20日)〕。
21日、選手指導の実態がない複数の理事が助成金を不正に受給していた疑いが新たに浮上した。
その内の1人である田中裕之は全柔連上層部の命令に従って、事務局から活動報告書の虚偽記載の方法まで指導された上で助成金を受けとっていた組織ぐるみの行為であったことを明らかにした〔“【柔道】全柔連、JSCの調査指示に回答なし” . ''スポーツ報知 ''. (2013年3月25日)〕。
それが不正行為であると分かっていながら内部告発をする勇気がなくこの問題を見過ごしてきたが、受け取った助成金は全柔連に徴収された分を除いて一銭も使っていないと述べるとともに、責任を取って理事を辞職することになった〔“「指導したことはない」=田中理事との一問一答-全柔連の助成金問題” . ''時事通信 ''. (2013年3月22日)〕〔“全柔連助成金問題:受け取り認めた田中理事が辞表” . ''毎日新聞 ''. (2013年3月26日)〕。
助成金受給候補の指導者は各競技団体がリストを作成して、それをJOC強化本部が審査した上でJSCに推薦するようになっていたが、1月までJOC強化本部長だった上村が助成リストを最終承認していたものの、個人名まで具体的にチェックしていなかったことを明かした〔“【柔道】全柔連の複数理事、助成金数百万円を不正受給か” . ''スポーツ報知 ''. (2013年3月22日)〕。
JSC理事の藤原誠は迅速な徹底調査を全柔連に求めるとともに、不正受給が判明した場合は、約1億5千万円に上る助成金を今後停止する可能性があることを示唆した〔“【柔道】全柔連 助成金1億5000万円打ち切りも” . ''スポーツ報知 ''. (2013年3月22日)〕。
全柔連は疑惑解明に向けて、この問題で第三者委員会を設置して事実関係を解明すると声明した
“疑惑解明へ第三者委設置=全柔連” . ''時事通信 ''. (2013年3月22日)〕。
内閣府の公益認定等委員会もこの問題の調査に乗り出すとともに、全柔連とJSCに事実確認を求めた〔“公益委が事実確認求める=全柔連の助成金問題” . ''時事通信 ''. (2013年3月25日)〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「全日本柔道連盟による助成金の不正受給・不正流用問題」の詳細全文を読む




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