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全米インディアン若者会議 : ミニ英和和英辞書
全米インディアン若者会議[ぜんべいいんでぃあんわかものかいぎ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ぜん]
  1. (n,pref) all 2. whole 3. entire 4. complete 5. overall 6. pan 
全米 : [ぜんべい]
 【名詞】 1. all-America 2. pan-American 
: [こめ]
 【名詞】 1. uncooked rice 
若者 : [わかもの]
 【名詞】 1. young man 2. youth 3. lad 
: [もの]
 【名詞】 1. person 
: [かい]
  1. (n,n-suf,vs) meeting 2. assembly 3. party 4. association 5. club 
会議 : [かいぎ]
  1. (n,vs) meeting 2. conference 3. session 4. assembly 5. council 6. convention 7. congress 

全米インディアン若者会議 : ウィキペディア日本語版
全米インディアン若者会議[ぜんべいいんでぃあんわかものかいぎ]

「全米インディアン若者会議」NIYC)は、アメリカインディアンの権利団体。
==概要==
「NIYC」(「全米インディアン若者会議 」)は、「インディアン寄宿学校」を出て、白人の大学で教育を受けたアメリカインディアンの若い男女の学生たちによって、1961年8月10日に、ニューメキシコ州のギャラップで結成された 。
合衆国で2番目に古いアメリカインディアンの組織とされ、全米に1万5千人以上のメンバーを擁しているアメリカインディアンの最初の学生組織であり〔Utter, Jack (2001). ''American Indians: History to Today's Questions'' (Second ed.), p.335. University of Oklahoma Press, Norman. ISBN 0-8061-3313-9.〕 、彼らの目標のために直接的抗議行動を行った最初のインディアン組織である〔 National Indian Youth Council, Inc., “NIYC History” , Retrieved on 2009-09-30.〕。
「NIYC」以前の全米規模のインディアン権利団体といえば、1944年に結成された「アメリカインディアン国民会議」(NCAI)があるが、保留地の「部族会議」をインディアン部族の中心として、合衆国議会の圧力団体として保守的に活動する彼らの運動方針は、すでにこの時代のインディアンの若者たちの支持を得られなくなっていた。当時、1960年代は、合衆国政府がインディアン部族の解消方針を強め、ここまでの約10年間で100を超えるインディアン部族が連邦認定を取り消され、「絶滅」したことにされていて、多くのインディアンたちが条約権利一切を剥奪されたうえ保留地の保留を解消されてその領土を没収され、路頭に迷っていた。絶え間ない白人社会からの圧力と差別の中、インディアンの若者たちはもっと直接的な抗議行動を熱望していたのである。
「NIYC」の構想は、1961年にシカゴで開かれた、全米規模のアメリカインディアンの大会議で、数人の若者たちが、合衆国の傀儡にすぎない部族会議議長たちに幻滅したことに始まった。この若者たちの中には「南西部インディアン若者会議」(SWRIYC)からやって来た者もいた。会議の中で、保守的な派閥による運動提示に対し、彼らは反対意見を表し、「若者は声を挙げるべきだ」として、独自の活動を始めたのである。この会議の後、クライド・ウォーリアーポンカ族)やメル・トムパイユート族)、ハーブ・ブラッチフォード(ナバホ族)、シャーリー・ヒル・ウィット(モホーク族)、マリー・ナカニ(ウィンネバーゴ族)、ビビアン・ワンフェザー(ナバホ族)らインディアンの若い男女は自分たちを「シカゴ評議会の若者会議」と名乗り、その夏にニューメキシコのギャラップで「全米インディアン若者会議 」を結成したのである。
初代代表のメル・トム(ウォーカーリバー・パイユート族) は、「NIYC」の活動についてこう宣言を行っている〔Cobb, Daniel M.(2008). Native Activism In Cold War America: The Struggle for Sovereignty, University Press of Kansas, Kansas. ISBN 978-0-7006-1597-1. 〕。

「NIYC」の最終目標は、インディアン部族のアメリカ連邦政府との条約と、狩猟・漁業権の保護である〔。彼らの抗議行動は、インディアン国家と合衆国との条約による、対等な立場での連邦協定の再確認が目標である。同時期の黒人団体の、「アメリカ合衆国市民(公民)として法律上平等な地位を獲得することを目的とする」という「公民権運動」とはまったく異なるものである。初代代表のメル・トムによる「NIYC」の活動綱領には、次のような序文が添えられている〔Bruyneel, Kevin. (2007). ''The Third Space of Sovereignty: The Postcolonial Politics of U.S.-Indigenous relations'' p.129. University of Minnesota Press,Minneapolis, MN. ISBN 978-0-8166-4988-4.〕。

1970年代には、インディアン諸部族の保留地における石炭鉱の露天採掘と、ウラニウム鉱の採掘に関する問題を援助した。現在「NIYC」はインディアンの職業訓練、インディアンによる刊行物を使った一般教育、インディアンの信教の自由、インディアンの政治的な参加機会の増加といった改善案件に取り組んでいる〔Utter, Jack (2001). ''American Indians: History to Today's Questions'' (Second ed.), p.335. University of Oklahoma Press, Norman. ISBN 0-8061-3313-9.〕 。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「全米インディアン若者会議」の詳細全文を読む




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