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八九升(はっくしょう)は、古典落語の演目の一つ。 わかりやすい、典型的な滑稽噺であるが、今で言う聴力障害者を題材にしており侮蔑的用語が含まれるため、差別的であるとして現在では口演を忌避される噺である。 6代目三遊亭圓生が前座に対し、いちばん始めに教える噺であった。圓生の門下である三遊亭圓丈も、前座にはこの噺から教えることとしている。 == あらすじ == 隠居は耳が遠くなってしまって何も聞こえない。 女中が食事の用意が出来ました、と告げに行くが、隠居は女中のことが気に入らず、自分のことをバカにしたな、と勘違いして怒り出す。 理不尽に叱られた女中は困り、番頭に相談する。番頭は「やれやれ、私に任せておけ」と隠居のもとへ。 番頭、ニコニコしながら「やい、このつんぼじじい」などと隠居をけなす言葉を吐き続ける。 ところが隠居は何を言われているか聞こえないので、番頭の笑顔にだまされて気分が良くなり、あの女中とお前はえらい違いだ、と番頭を褒める始末。 その番頭はと言えば、始終隠居のことをボロカスに言っているだけなのである。 隠居は「あの火鉢、どこで買った」と質問。番頭は「めんどくせえなあ」などと笑顔で言いながら、帳面を横にして見せ「ああ、横丁で買ったのか」。 「米はあとどのくらい残っている?」という質問をされ、番頭はまたも笑顔でぼやきつつ、こよりを作って隠居の鼻にブスリ。 隠居おもわずくしゃみをし、「ハックション! …ああ、八、九升ってとこか」。 == 参考 == *香聾館・八九升 *日々、感想・報告 八九升 *三遊亭円丈落語の世界 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「八九升」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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