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サツマイモ(薩摩芋、学名: ''Ipomoea batatas'')は、ヒルガオ科サツマイモ属の植物。あるいはその食用部分である塊根(養分を蓄えている肥大した根)。別名に、甘藷(かんしょ)、唐芋(からいも、とういも)、琉球薯(りゅうきゅういも)。近縁の植物に、アサガオやヨウサイ(アサガオ菜)がある。 == 概要 == 花はピンク色でアサガオに似るが、鈍感な短日性であるため本州などの温帯地域では開花しにくく、品種や栽培条件によってまれに開花する程度である。また、花の数が少なく受粉しにくい上に、受粉後の寒さで枯れてしまう事が多い為、品種改良では種子を効率よく採るためにアサガオなど数種類の近縁植物に接木して、台木から送られる養分や植物ホルモン等の働きによって開花を促進する技術が使われる。 1955年(昭和30年)に西山市三がメキシコで祖先に当たる野生種を見つけ、イポメア・トリフィーダと名付けた。後に他の学者達によって中南米が原産地とされる。若い葉と茎を利用する専用の品種もあり、主食や野菜として食用にされる。 原産は南アメリカ大陸、ペルー熱帯地方とされる。スペイン人或いはポルトガル人により東南アジアに導入され、ルソン島(フィリピン)から中国を経て1597年に宮古島へ伝わり、17世紀の初め頃に琉球、九州、その後八丈島、本州と伝わった。アジアにおいては外来植物である。中国(唐)から伝来した由来により、特に九州では唐芋とも呼ばれる場合が多い。 ニュージーランドへは10世紀頃に伝播し、「クマラ」(kumara)の名称で広く消費されている。西洋人の来航前に既にポリネシア域内では広く栽培されていたため、古代ポリネシア人は南米までの航海を行っていたのではないかと推測されている。 イギリスではエリザベス朝のころに、その甘さから好意的に受け入れられた。イギリス人はこの芋をペルーでの塊茎を意味する言葉batataからpatateと呼んだ。18世紀末に甘くないジャガイモ(potato)が一般化するにつれ、サツマイモはSweet potatoと呼ばれるようになった〔p.61〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サツマイモ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Sweet potato 」があります。 スポンサード リンク
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