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駐在武官(ちゅうざいぶかん)とは、在外公館に駐在して軍事に関する情報交換や情報収集を担当する武官のことである。通常は軍人としての身分(軍服を着用して帯剣し階級を呼称する)と外交官としての身分(外交官として外交特権を有する)を併有する〔我が国の戦前の駐在武官制度 ,立川京一,防衛研究所紀要 第17巻第1号,P123-159,2014年10月〕。軍事アタッシェともいう 日本では、第二次世界大戦以前は陸海軍から派遣され、「○○国在勤帝国大使館附陸軍武官」及び「○○国在勤帝国大使館附海軍武官」等と呼称したが、1954年(昭和29年)以降は自衛官の派遣となり、「防衛駐在官」と呼称する。 == 活動内容 == 19世紀頃より各国において、駐在武官制度が認められるようになる。外交事務の中でも、特に軍事分野における交流の促進と、軍事情報の合法的な収集を目的とする。俗に軍人外交官などといわれる。多くの場合、階級は大佐ないし中佐級(現代日本では一佐・二佐)が派遣される〔。 駐在武官は、軍事情報の合法的な収集を任務とするが、非合法なスパイ活動に関与していたことが発覚することもある。GRUの駐日ロシア大使館付武官のビクトル・ボガチョンコフ海軍大佐が、防衛庁防衛研究所に勤務する3等海佐から、秘密文書2件を受け取っていたことが発覚し、2000年9月に当該3等海佐が逮捕され、ボガチョンコフ大佐が日本を出国する事件があった(ボガチョンコフ事件)。事件後、防衛庁では、防衛局調査課に情報保全企画室を、各幕僚監部調査部調査課に情報保全室を設置したほか、各自衛隊の調査隊を情報保全隊に改組した。一方日本では、1987年8月にソ連駐在の防衛駐在官が、2002年11月には中国駐在の防衛駐在官が、不適切活動の廉(やはりスパイ行為の疑い)で駐在国外務省からペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)を通告されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「駐在武官」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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