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六本木プリンスホテル(ろっぽんぎプリンスホテル、Roppongi Prince Hotel)は、かつて東京都 港区 六本木にあったプリンスホテル傘下のホテル。客室216室。開業当初は斬新なデザインの都市型ホテルとして注目されたが、バブル崩壊後の不況で客足が遠退き、2006年(平成18年)末に営業を終了した〔「西武、"バブルのあだ花" 六本木プリンスホテル売却 クリスマスで営業終了」 『読売新聞』 2006年11月4日〕。 == 概要 == 六本木プリンスホテルは、1984年(昭和59年)9月27日に開業した。当時「麻布箪笥町」と呼ばれていた六本木三丁目の所在地にはフィンランド領事館が建っていたが、これをプリンスホテルが南麻布(旧麻布本村町)にあった旧麻布プリンスホテルの用地と等価交換するかたちで取得してホテルを新築したものである。 ホテルは表通りからはやや奥まった傾斜地にあった。開業当時の最寄駅だった営団地下鉄 日比谷線の六本木駅からは六本木通りの下り坂を溜池方面に600メートル以上進む必要があり、ホテルへのアクセスは必ずしも良いものではなかった〔その後1997年には営団銀座線の溜池山王駅が、2000年には営団南北線の六本木一丁目駅がより至近な地に開業、また同年には都営大江戸線が六本木駅に乗り入れ、六本木駅へのアクセルは大幅に向上した。〕。 設計は黒川紀章で、六本木プリンスホテルはその斬新なデザインを売りにしていた。 建物は中庭を取り囲んだ口の字型で、中庭の大部分は複雑な曲線を描く屋外温水プールになっていた。通りに面した外側はほぼ正方形で落ち着いた外観を呈しつつ、内側は建物の外壁が入り組んだプールの縁を沿うようにうねる独特な意匠になっていた。内側に面した各階の廊下は総ガラス張りでどこからもプールを見下ろすことができたほか、プール自体も側面の一部が透明アクリル板で作られており、ロビーやレストランからはまるで水族館で水槽の魚を見るようにプールで泳いでいる者を見ることができた。 ロビー横の階段はエッシャーの不思議絵をモチーフにしたようなデザインになっており、これも六本木プリンスホテルの特徴の一つとなっていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「六本木プリンスホテル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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