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六次の隔たり(ろくじのへだたり、Six Degrees of Separation)とは、全ての人や物事は6ステップ以内で繋がっていて、友達の友達…を介して世界中の人々と間接的な知り合いになることができる、という仮説。多くの人数からなる世界が比較的少ない人数を介して繋がるスモール・ワールド現象の一例とされる。SNSに代表されるいくつかのネットワークサービスはこの仮説が下地になっている。 この仮説は、後述のスタンレー・ミルグラムの実験を裏づけとして大きく広まったが、それ以前から文学作品などを通じて知られていた。この仮説を描いた最古の作品はハンガリーの文学者カリンティ・フリジェシュによる1929年の小説『鎖』とされているが〔アルバート=ラズロ・バラバシ著 青木薫訳『新ネットワーク思考―世界の仕組みを読み解く』NHK出版、2002年〕、「六次の隔たり」という名称は、劇作家ジョン・グエアの戯曲に由来する。この戯曲は後に『私に近い6人の他人』(原題:''Six Degrees of Separation'')として映画化された。 「六次理論」として井上ひさしも2005年5月23日の日本ペンクラブの会長再任の時にひとりひとりが30人くらいの友だちがいるとすると、これを6回たどっていくというように説明して「言論の自由」を守ろうと語った〔笹沢信『ひさし伝』(新潮社 2012年)p410f。〕。 == 六次の隔たりの簡単な計算例 == 例えば、「ある人物Aさんが44人の知り合いを持つとする。Aさんの知り合いである1さんたち44人が、Aさんとも互いにも重複しない知り合いを44人もち、1さんたちの知り合いである2さんたちがAさんとも1さんたちとも互いにも重複しない知り合いを44人もち、…4さんたちの知り合いである5さんたちがAさんとも1さんたちとも2さんたちとも3さんたちとも4さんたちとも互いにも重複しない知り合いを44人持つ」とすると、Aさんの6次以内の間接的な知り合いは446=7,256,313,856人となり、地球の総人口70億人(国際連合人口部による2011年現在の推計値)を上回る。つまり、Aさんは知り合いを6人たどることで、もっとも遠い距離にいる任意の人物Bさんとも知り合いになることができる。このような関係の一部を単純化して表したものが右の図である。ただし、実際には1さんの知り合いがAさんの知り合いである可能性もあるため、単純に平均の知り合いの数をもってこの計算を正当化することはできないことに注意が必要である。 また、同様に、Aさんたちが持つ「重複しない知り合いの数」が23人であるとすると、236=148,035,889人となり、日本の総人口128,057,352人(2010年国勢調査に基づく2010年10月1日現在の確定値)を上回る。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「六次の隔たり」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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