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六甲颪(ろっこうおろし)とは、六甲山系より吹き降ろす山颪である。 == 発生原理 == 六甲山地は神戸市から西宮市の市街の背後に東西に聳え立ち風の流れを変化させる。西高東低の冬型の気圧配置となると西の明石市からの季節風は明石海峡で収束して山添いに強く吹き抜ける。或いは季節風が山頂に当たってから、加速度をつけて吹き降りてくるのが六甲颪と呼ばれる北風である。 冬の寒風としてのイメージが強くなったが、春は本州南岸を進む低気圧が集める東風が大阪平野から六甲山地に収束され強い北寄りの東風が吹く日が多く、秋は発達した低気圧や台風による北風が吹く。夏を除けば表六甲は比較的強い風に吹かれており、古来言われる六甲颪は季節を選ばずに山頂より吹き降りる突風だった。 春または秋に紀伊半島南部から遠州灘に低気圧が停滞すると六甲颪は発生しやすい。低気圧が北風を吹き込んで、これが裏六甲に吹きつけ圧縮されると、気圧の逆転現象が起こり、六甲山地を無抵抗に吹き降りてくる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「六甲颪」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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