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兵科 : ミニ英和和英辞書
兵科[へいか]
(n) branch of the army
===========================
: [へい]
 【名詞】 1. (1) (common) soldier 2. rank and file 3. (2) army 4. troops 5. (3) warfare 6. strategy
兵科 : [へいか]
 (n) branch of the army
: [か]
  1. (n,n-suf) department 2. section 
兵科 : ウィキペディア日本語版
兵科[へいか]

兵科(へいか)とは、狭義には、陸軍海軍軍人に割り当てられた職務区分のうち、主に直接的な戦闘を担当する職務区分。
広義には、直接的な戦闘を担当する戦闘職務以外の後方職務(各部と呼称されることが多い。)をも含んで用いられることや、戦闘を担当する職務以外を含めて細分化された特技職(兵種と呼称されることが多い。)を指すこともある。そのため、単に「兵科」といっても多様な用いられ方をする。
陸上自衛隊では、戦闘を担当する職務以外を含めて、「職種」という。
== 概説 ==
騎士時代には乗馬本分者とそうでない者などの区別はあったが、近代的軍隊創設のころから部隊や軍人の合理的管理のため兵科制度(この章では概念上の兵科をいう。)が創設されるようになった。伝統的には、歩兵・騎兵・砲兵・工兵が戦闘兵科の中心である。
しかしながら、新兵器の開発により特定の兵器を専門に扱う兵科が新設されたり(古くは砲兵、新しくは航空兵や機甲科など)、外征型の大規模な陸軍の創設により兵站を担当する兵科(輜重兵、需品科、輸送科など)が新設されたり、組織の肥大化と行政的管理の必要性から行政管理的兵科(古くは憲兵、新しくは会計科など)が新設されたり、技術の進展に伴い先端技術を必要とする兵科(通信科や化学科など)が新設される傾向がある。
また、兵科制度は、個々の軍隊の、その時代、状況に適応するように設計されるため、特に後方支援担当の兵科においては制度設計が様々であり、対応関係を論ずるのは困難である。
兵科の細分化は兵科同士の縄張り争いを生み出した。
砲と名前が付く物は砲兵科の管轄であり、戦車と名前が付く物は機甲科の管轄であるなどと主張され、歩兵科の歩兵砲と砲兵科の野砲のように別名で呼ばれている。日本軍では歩兵科と砲兵科の間で迫撃砲の管轄をめぐって、外国で迫撃砲と呼ぶ物を曲射歩兵砲と呼ぶなどの名称の置き換えが発生していた。
とくに細分化が酷かったのはドイツ軍で第一次世界大戦では擲弾は歩兵科、砲弾は砲兵科、爆薬は工兵科という細分化により、類似した兵器に対して、歩兵科ではグレネードヴェルファー(擲弾投射器)、工兵科ではミーネンヴェルファー(爆薬投射器)、砲兵科ではモーター(臼砲)という呼びかたが使用され、開発から生産まで全て別個に行われていた。このため、ドイツの兵器体系は極めて種類が多く、類似した兵器が多数有るという事態を引き起こしている。
第二次世界大戦でも砲兵科の突撃砲と機甲科の駆逐戦車のようにそっくりな兵器が兵科ごとに設計から生産まで別々に行われる事態を招いている。
このような事態は極めて非効率的であり、生産や補給を始めあらゆる点で問題を起こしている。このような問題に関してはどこの国のどの時代にも程度の違いこそあれ、存在しており、現代でも根本的には解消していない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「兵科」の詳細全文を読む




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