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兵糧丸(ひょうろうがん)とは、主に戦国時代に使われていた丸薬状の携帯保存食である。忍術流派によっては飢渇丸(きっきつがん・きっかつがん)とも表記する。 == 材料および製造法 == 主に以下のものが含まれる。 炭水化物として * 晒米(水で晒した白米) * 蕎麦粉 * キビ粉 * はったい粉 * きな粉 * 葛粉 たんぱく質、海洋性ミネラル、動物性ビタミン類、油脂成分として * 脂質及び蛋白質が豊富な穀物および豆類 * 鰹節およびにぼし粉などの魚粉 植物由来ミネラル、ビタミン類、食物繊維として * 梅干(クエン酸) * 松の実 * ゴマ * 地域で採れる薬草や野草・山菜・野菜を乾燥させたものや煮て干したもの * クチナシ粉末 * はじかみ粉末などの栄養価の高い食品 これらの粉末またはペーストを一種類から数種類混ぜる。非常に一般的であった製法は、穀物粉に各種栄養成分の整った鰹節やにぼし粉などの魚粉を入れるものであった。 さらに添加物として以下の物を加える。 * 蜂蜜 * 甘草(糖類・矯味剤) * 焼酎・日本酒・濁酒(溶出材及び栄養抽出材) * ゴマ油や菜種油等の植物油等(脂質と脂溶性ビタミンの摂取) これらにより味を整え、つなぎとする。材料として人参も一部で使われていたが、実際にはトチバニンジン等が中心であり、デンシチニンジン、オタネニンジン類はあまり使われることはなかった。こうした配合のもとに材料を混合し、こねて小さい球状にまとめる。 兵糧丸はカロリーの摂取に重きが置かれている。携行でき、非常食になることから、軍用レーションあるいはスナックバー (菓子類)、半生タイプのダイエットクッキーの原型と見ることもできる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「兵糧丸」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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