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兼山湊(かねやまみなと、かねやまこう)は、かつて岐阜県可児市(旧兼山町)に存在した河港。 ==概要== 木曽川の上流域に位置していた。湊跡は岐阜県指定史跡に指定されている。かつて湊には多くの川舟が往来し、室町時代には木曽川上流の始発湊であり、木曽川上流域の唯一の商用港であり、戦国時代には兼山城主森氏の政治的、軍事的要衝ともなった。河運を利用し商圏を信濃や伊勢方面にまで広げ、兼山商人の名を轟かせた。兼山周辺は蚕糸業を主産業としており、またそこから発展した呉服産業なども。さらに山地の北側斜面に立地していた兼山の天然氷の製造に適しており、氷も卸していた。江戸時代に入っても木曽川の最終荷揚港として重要な役割を果たし兼山城周辺の町へ繁栄をもたらせた。 かつて兼山湊付近一帯は船で賑わい、町筋には宿屋や飯屋、馬宿などが軒を連ね船問屋の倉庫もいくつか建ち並んでいた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「兼山湊」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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