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'' 内分泌器(ないぶんぴつき、)とは、多細胞生物、特に動物において、ホルモンを分泌する器官のこと。ホルモンを分泌する腺なので、内分泌腺(ないぶんぴつせん、)ともいう。それらをまとめて、内分泌器系または内分泌系、液体調整系〔生化学辞典第2版、p.946-947 【内分泌系】〕()とも呼ぶ。内分泌器の共通の特徴として、ホルモンを分泌する細胞が存在すること、分泌したホルモンは血液中に溶け出して全身を回るため、器官内に血管が発達していること、またホルモンの分泌量をそのときの体にあわせた量に調節するため、その器官そのものも別のホルモンの作用を受けること、などがある。内分泌器の機能的な性質から、内分泌器は体内で特にくっついて存在する傾向はなく、お互いに血管以外では接続されていないのは、他の器官系とは異なる。内分泌器を含む内分泌系を扱う学問を内分泌学という〔生化学辞典第2版、p.947 【内分泌学】〕 == 特徴 == 内分泌腺は神経(神経系)と並び、特に高等動物の体内において、各組織や器官の相互協調をコントロールする内分泌系を担う組織である。分泌を行う上皮細胞を持つが、導管は無く、ホルモンを生成する細胞の近くを流れる血液(体液)中に放出する。そのため、遠くにある器官にも作用を与える事ができ、作用は反応が遅いが持続する〔生化学辞典第2版、p.947 【内分泌腺】〕。 ただし、多種の生理活性物質を血液に放出する肝臓、レニンなどを分泌する腎臓、ロイコキニンを分泌する脾臓、消化管ホルモンを放つ消化器粘膜は通常内分泌腺には加えない。また副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンなど10種類のホルモンを放つ視床下部は、分泌物が血液を経ない事からこれも内分泌腺には含めない場合もある〔。 一般的に内分泌器に分類される器官は、下垂体・甲状腺・副甲状腺・膵臓・前腎・松果体・精巣・卵巣・胎盤等である。これらは形態学でのグループ分けが難しいが、分泌するホルモンの化学的な性質で分ける事はできる〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「内分泌器」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Endocrine system 」があります。 スポンサード リンク
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