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inverted papilloma =========================== ・ 内 : [うち] 【名詞】 1. inside ・ 反 : [はん, たん] 1. (n,vs,n-pref) anti- 2. opposite 3. antithesis 4. antagonism ・ 乳 : [ち, ちち, にゅう] 【名詞】 1. milk 2. breast 3. loop ・ 乳頭 : [にゅうとう] 【名詞】1. papilla, mamilla, (mammary) nipple 2. teat, ・ 頭 : [あたま, とう] 【名詞】 1. counter for large animals ・ 腫 : [しゅ] 1. (n-suf) tumor 2. tumour
尿路原発の内反性乳頭腫(ないはんせいにゅうとうしゅ、英Inverted papilloma)は、腎盂、尿管、膀胱、近位尿道の尿路上皮(=移行上皮)に被覆された部位に好発する良性腫瘍である。腎尿路系の良性新生物に包含されている(ICD10コードはD303, 病名変換用コードはJDMN)。1963年に膀胱の内反性乳頭腫として独立した疾患であることが最初に提唱された。以後、病理組織学的特徴や臨床所見に基づき良性尿路上皮腫瘍として認知されるようになった。外向性発育する低悪性度の乳頭状尿路上皮癌(英urothelial carcinoma)との鑑別が重要である。 == 疫学 == 尿路上皮癌よりはるかに稀な疾患である。本邦の大学病院での症例研究を参照すると、27年間で48例の尿路系内反性乳頭腫が記載されている(Asano K et al, 2003)。同報告によれば患者年齢は24-82歳(平均56歳)であった。同様な傾向は欧米や他のアジア諸国からの報告でも共通している。ただし10歳代での発症例も少数記載されている。性別では男性に多い。喫煙歴、職業歴との関係は明らかでない。発生部位は圧倒的に膀胱三角部または膀胱出口部が多いが、尿管、腎盂粘膜、近位尿道にも発生する。尿路系以外では子宮頚管での類似腫瘍の発生が報告されている(Zamecnik M et al, 2002)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「内反性乳頭腫」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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