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内堀通り(うちぼりどおり)とは、東京都千代田区の皇居を取り囲む東京都道401号麹町竹平線の全線を指した東京都通称道路名である。半蔵門から桜田門・祝田橋間にかけては、国道1号や国道20号の通称道路名であり、祝田橋から平川門にかけては東京都道301号白山祝田田町線の通称道路名でもある。 == 概要 == 皇居を内堀沿いに周回する一周約6.0kmの道路で、皇居を中心に環状に結ぶ東京都の環状道路(環状線)の中では最も内側に位置する。道路の内沿いには、皇居を取り囲むお堀と石垣が続き、外沿いはビルが立ち並ぶ日本を代表するビジネス街である。江戸城の外堀は埋め立てられて消滅しているのに対し、内堀は江戸時代当時の姿をそのまま残しており、内堀通り沿いには徳川幕府往時の史跡が多数残存する。なかでも特に、二重橋や江戸時代に大名屋敷が並んでいた皇居外苑がよく知られる。皇居外苑を南北に走る内堀通り(都道301号)は、日露戦争後の凱旋大観兵式のために36m幅で整備されたもので、「凱旋道路」と呼び習わされた。皇居の東側に位置する大手門前の内堀通りは、エンジュの並木道になっており、1875年(明治8年)の東京に初めてニセアカシアなどの洋種の街路樹が植えられたとの記録もあり記念碑も建てられている。皇居の北西側に位置する九段坂・千鳥ヶ淵から駐日英国大使館まで続く内堀通り(都道302号・401号)沿いは、桜の名所として名高く春先に桜吹雪舞うお堀の絶景を見ることができる。 皇居の南側に位置する半蔵門から三宅坂付近の内堀通りは、内沿いにお堀の水面と土手の青松や桜田門の白壁と続き、また外沿いには霞ヶ関官公庁街の近代建築が続いており、その景色の対比は都内随一の眺望とも表現される。東京という大都会にありながら歴史と風景の美しさも相まって、1986年(昭和61年)8月10日城郭と高層ビルの道として、旧建設省と「道の日」実行委員会により制定された日本の道100選のひとつに選定されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「内堀通り」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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