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内燃機関(ないねんきかん)とは、燃料をシリンダー内で燃焼させ、燃焼ガスを直接作動流体として用いて、その熱エネルギーによって仕事をする原動機〔意匠分類定義カード(K8) 特許庁〕。これに対して、燃焼ガスと作動流体が異なる原動機を外燃機関という。 インターナル・コンバッション・エンジン() の訳語であり、内部(インターナル)で燃料を燃焼(コンバッション)させて動力を取り出す機関(エンジン)である。「機関」も「エンジン」も、複雑な機構を持つ装置という意味を持つが、ここでは発動機という意味である。 == 動作概要と原理 == 熱エネルギーを機械エネルギーに変換する熱機関の一種である。容積型のピストンエンジン(レシプロエンジン)やロータリーエンジン、速度型のガスタービンエンジンやジェットエンジンなどがある。 ピストンエンジンは「間欠燃焼」、ガスタービンエンジンは「連続燃焼」という燃焼形態の違いはあるが、ともに燃焼熱により高圧となった燃焼ガスそのものを作動流体とすることは共通する 。これに対し蒸気機関などの外燃機関では、機関外部の熱源(燃料の燃焼など)により、燃焼ガスとは別の作動流体(水など)に熱エネルギーを与え、機関により動力を得る。 ピストンエンジンの場合、シリンダー(気筒)の内部で燃料を燃焼させ、燃焼ガスがピストンを押す力を利用する。このピストンの往復運動をクランクにより回転運動に変換し、軸動力を得る。これに対し、ロータリーエンジンの場合、回転運動が直接に得られる。 ガスタービンエンジンの場合、燃焼器で燃料を燃焼させ、燃焼ガスが出力タービンを回転させることで軸動力を得る。軸動力ではなく推力を直接得るために、出力タービンを省き燃焼ガスを一方向に噴出させると、ジェットエンジンとなる。 現代の内燃機関では主に熱効率を高めるために、燃焼には出力の一部を利用して圧縮した空気を使用する。ディーゼルエンジン(ピストンエンジンの一種)のように、原理的に圧縮なしでは動作しない内燃機関もある。 積極的にデトネーションを利用する事で高効率化が期待され〔究極効率のエンジンを生む新圧縮燃焼原理を発見! 〕〔デトネーションを利用した新しい内燃機関 〕〔プロパン−空気混合気を用いたパルスデトネーションタービンエンジンの作動実験 〕、パルス・デトネーション・エンジンの開発が各国で進められている。 内燃機関に限らず、燃焼プロセスを経る装置では、熱効率においてカルノー効率を越えるものは、理論上ありえない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「内燃機関」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Internal combustion engine 」があります。 スポンサード リンク
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