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内視鏡的粘膜下層剥離術(ないしきょうてきねんまくかそうはくりじゅつ、ESD)とは内視鏡治療の一つ。 == 歴史 == 日本が草分けの治療技術である。 「EMR」より広範囲の病変切除の方法が模索され、1982年に平尾雅紀(北海道勤労者医療協会中央病院)らが「ERHSE」法を報告〔平尾雅紀 他:胃の腫瘍性病変に対する内視鏡的切除法. Gastroenterol Endosc 25:1942-53, 1983.〕 して以降、様々な方法〔石後岡正弘,内沢政英,他:早期胃癌に対するHSE局注を併用した内視鏡的粘膜切除法(ERHSE)の新しい手技-粘膜下層直接切離による一括切除法. 消化器内視鏡 11:1323-1327, 1999.〕が提案されていった。 現型のESDのモデルとなったのは、1996年に国立がんセンター内視鏡部、細川浩一・小野裕之よりITナイフを用いた手法が報告され、その後、小野裕之(国立がんセンター→静岡がんセンター)・後藤田卓志(国立がんセンター→東京医科大学准教授)、小山恒男(佐久総合病院)、矢作直久(虎の門病院→慶応大学教授)、豊永高史(岸和田徳洲会病院)、山本博徳(自治医科大学)ら全国の有志によって発展し、確立してきた。 2007年に早期胃癌に対するESDが保険医療の適応を受け、その後、2008年に早期食道癌が続いて保険適応認定され、日本全国の医療機関で行われるようになってきた。2012年4月からは大腸のESDも保険適応となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「内視鏡的粘膜下層剥離術」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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