|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 円 : [まる, えん] 【名詞】 1. (1) Yen 2. money 3. (2) circle ・ 分 : [ぶん, ふん] 1. (n,n-suf,pref) (1) part 2. segment 3. share 4. ration 5. (2) rate 6. (3) degree 7. one's lot 8. one's status 9. relation 10. duty 1 1. kind 12. lot 13. (4) in proportion to 14. just as much as 1 ・ 多 : [た] 1. (n,pref) multi- ・ 多項式 : [たこうしき] (n) polynomial ・ 式 : [しき] 1. (n,n-suf) (1) equation 2. formula 3. expression 4. (2) ceremony 5. (3) style
円分多項式(えんぶんたこうしき、、)とは1の冪根に関連のある多項式である。具体的には次の式で定義される多項式 を指す。 : この定義からは明らかではないが、これは整数を係数に持つ多項式で、さらに有理数体上の既約多項式である。 多項式 ''x''''n'' - 1 は次のように円分多項式の積として既約分解される。 : ==概要== 一般に ''n'' 次方程式は代数的閉体において、重根を含め ''n'' 個の根を持つ。特に、複素数体は代数的閉体であるから、方程式 ''x''''n'' - 1 = 0 は複素数の範囲で ''n'' 個の根を持つ。 実際 ''e''2π''ik''/''n'' は ''k'' を 1 から ''n'' まで変化させると方程式 ''xn'' - 1 = 0 の ''n'' 個の異なる根をすべて与える。複素平面上にあるこれらの根は単位円の弧を ''n'' 等分する。これが円分多項式と呼ばれる所以である。 例えば、''x''4 - 1 = 0 は ''i'', -1, -''i'', 1 の4つの根を持ち、''k'' = 1, 2, 3, 4 に対応する。1 と -1 は2乗すると 1 になるので、''x''2 - 1 = 0 の根でもある。一方、''i'', -''i'' は4乗しなければ1とならない。この2つを根に持つ方程式が Φ4(''x'') = ''x''2 + 1 である。このように ''n'' 乗して初めて 1 となる複素数(1 の原始 ''n'' 乗根)全てを根に持ち、最高次数の項の係数が 1 である多項式が円分多項式 Φ''n''(''x'') である。 ''n'' 乗して初めて 1 になる条件は ''k'' と ''n'' が互いに素なことであるため、冒頭の定義が与えられる。定義からすぐに得られる帰納的関係式 : またはメビウスの反転公式により得られる : が計算上は有用である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「円分多項式」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|