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cyclostome =========================== ・ 円 : [まる, えん] 【名詞】 1. (1) Yen 2. money 3. (2) circle ・ 口 : [くち] 【名詞】 1. mouth 2. orifice 3. opening
円口類(えんこうるい Cyclostomata)とは、脊索動物門, 脊椎動物亜門のうち、ヤツメウナギ類とヌタウナギ類を含む系統。無顎類のうち、現在生存しているのは全て円口類である。 == 概要 == 円口類はC. Dumérilにより1806年に初めて提唱されたグループである 〔 〕 。顎を持たない現生脊椎動物であるヌタウナギとヤツメウナギを分類群としてまとめるため、その口器の形状から「円口類」(Cyclostomata)と名付けられた。 ところが、後年になると多くの研究者がこれをクレードとしては支持しなくなってきた。すなわちヌタウナギとヤツメウナギがそれぞれ別のグループとされるようになったために、一時円口類という分類群は消滅したのである。ヌタウナギは脊椎骨を持たないことや神経堤細胞の発生が独特であるなど、あまりに顎口類とかけ離れた特徴から穿口蓋類(Hyperotreti)としてまとめられ、その他の全ての脊椎動物全体の姉妹群と見なされた。 このため脊椎動物にその外群であるヌタウナギを加えた分類群として、有頭動物(Craniata)が置かれた。(Janvier, 1996) つまり、一時ヌタウナギは厳密な意味での脊椎動物ではなくなったのである。 しかし現在では、分子系統〔 〕や詳細な形態・発生の比較などにより、再び単系統性が支持されるようになっている〔 〕。上述のヌタウナギの独特な神経堤細胞の発生も、観察を誤ったものであったことが現在では証明されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「円口類」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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