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再沈殿 : ミニ英和和英辞書
再沈殿[どの, との]
reprecipitation
===========================
: [さい]
  1. (pref) re- 2. again 3. repeated 
沈殿 : [ちんでん]
  1. (n,vs) precipitation 2. deposition 3. settlement (e.g., of sediment)
殿 : [どの, との]
 【名詞】 1. (pol) person 2. Mister (mostly in addressing someone on an envelope) 3. Mr 
再沈殿 ( リダイレクト:沈殿 ) : ウィキペディア日本語版
沈殿[ちんでん]
沈殿(ちんでん、沈澱とも、precipitation、沈殿反応とも、precipitation reaction)は、溶液中の微粒子が集積することで、大きくなった集積体が重力に引かれて液の底に沈む現象である。底に沈んだ物質を沈殿物という。
沈殿を構成する固体の微粒子は微結晶の場合もあれば、固体と溶液とから構成された固体でゲル様の状態の時もある。
沈殿現象が発生する前の溶液は分散体であり、分散体となる固体微粒子が極く小さい場合はコロイド溶液として安定してしまい沈殿が発生しない場合もある。分散体が安定化するのに微粒子の表面エネルギーやその近傍に発生する電気二重層が大きく関与している。(記事 コロイドに詳しい)
== 利用 ==

== 化学 ==
化学の実験操作法として沈殿が利用される場合があり、その操作方法も沈殿と呼ばれる。
無機イオン反応などで難溶性のを生成する場合などは、結晶性の沈殿を生成する。塩の溶解度(積)はイオンの組み合わせにより全く異なるため、歴史的には沈殿の生成を鑑定することにより金属イオンなどの定性分析を行った。今日では、原子吸光分析法やイオンクロマトグラフ法など、より微量で定量的な分析方法が採用されるので、沈殿による定性分析は教育上の意義しかない。
したがって、今日においては、沈殿は物質を溶液から単離する操作方法として利用されている。
通常、分子量が小さく結晶化しやすい化合物は、精製度の高い再結晶法などによって精製と単離とを併せて実施する。しかし、高分子など結晶化が困難なものは、再結晶によって精製することはできないことが多い。一般にこのような場合は、別の手段で祖精製しておいて、次いで生成物を少量の良溶媒に溶かして溶液とし、これに大量の貧溶媒を加える(あるいは反対に大量の貧溶媒に溶液を少しずつ加えていく)ことで、生成物を沈殿として得る。多くの場合、不純物は沈殿の微粒子の表面に付着するので、生成した沈殿物を濯ぐことである程度の純度の向上が期待される。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「沈殿」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Precipitation (chemistry) 」があります。




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